第5話 とあるお客様
「だーかーらー!通せっつってんだろぉ!」
「ですからお客様!そういう訳には行きません!」
2分前
ピンポーン!
「お客様!どうされました?」
「何か改札が通れないんだよ!」
「?少しお待ち下さい」
「こっ・・・これは・・・」
「お客様!これは偽造された定期券です!」
「あんだよ、どこが偽物なんだよ!」
「定期券から異常なデータが見られました!これではお客様をお通しする訳には行きません!」
そして、最初に戻る。
「チッこうなったら・・・」
ボカッ!
「ッ!?」
「通せっつってんのに反抗するなんてなぁ」
「うっ!」
だんだんと意識が遠のいていく・・・
「駅野君!?駅野君!?」
「だっ誰か救急車を!」
「おい!駅野!?大丈夫か!?」
ピーポーピーポー
「君・・・駅野君・・・」
絵里先輩の声がする・・・
「おい!駅野!」
南里の声もする・・・
「ここは?」
「あぁよかった・・・ここは病院よ、あなたはチンピラに殴られて意識を失っていたの」
「ッ!頭が・・・い・・・た・・い・・・」
「当たり前よ!あなたは3発殴られたのよ!」
「駅野、俺達は仕事に戻る。お前は安静にしてろ」
「は・・・はい・・・」
せっかく金田さんから駅長を任されたのに・・・もう俺はダメなのか? 続く
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