とある一人の駅員さん

福鉄NT200

第1話 とある駅員の日常

 俺の名前は駅野 仕事、20歳で駅員をやっている。勤務している駅の名前は日田駅、都会でもなく、田舎でもない。

「ん?もう5時か・・・起きないと遅刻するな」

まだ薄暗い外に出て、駅に向かう。

 日田駅の始発は7時18分発の大分行きだ。列車番号は1823D、普通電車が始発列車だ。

「おっ駅野君!おはよう!」

「おはようございます駅長。」

「今日も一日頑張ろうね」

「はい!」

「それじゃミーティングを・・・」


数分後


「1番線の列車は7時18分発、普通列車の大分行きです」

「あの・・・駅員さーん・・・」

ん?お客さんかな?

「どうされました?」

「えっと・・・あの電車、豊後森駅行きますか?」

「はい!40分程で着きますよ!」

「ありがとうございます!助かりました!」

「いえいえ大丈夫ですよ!それより早くホームに!発車しますよ!」

「あっ!ありがとうございました!」

その子は大急ぎでホームに走って行った。それにしても・・・


                  「あの子可愛かったな」

                「あの駅員さんかっこよかったな」         続く

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