BL詩集
@NATSUKI0414
夜の瞳
君の瞳は夜に似ている
黒々と輝く丸い瞳
薄い涙の膜が張って
うるうると光を反射させてきらめく
まるで夜空を閉じ込めたみたいだ
その球体は、飲み込んだら
空の味がするのだろうか
星の味がするのだろうか
それとも夜の味がするのだろうか
どうにも気になって舌を伸ばしてみる
その感触はうすあまく、ほんのわずか塩辛い
金平糖の星を溶かした、海の味だ
君の瞳は夜空を溶かした海だったのか
そう呟くと、バカだな、と、星が瞬いた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます