青春の群像(第2部)
青春の群像(第2部)57 真一が立ちあがり、おい店で騒ぎを起こせば迷惑だろうと言うと、なんだお前は引っ込んでいろと言うので、おれはここの用心棒だ黙っているわけにはいかんと言うと、
青春の群像(第2部)57 真一が立ちあがり、おい店で騒ぎを起こせば迷惑だろうと言うと、なんだお前は引っ込んでいろと言うので、おれはここの用心棒だ黙っているわけにはいかんと言うと、
青春の群像(第2部)57
真一が立ちあがり、おい店で騒ぎを起こせば迷惑だろうと言うと、なんだお前は引っ込んでいろと言うので、おれはここの用心棒だ黙っているわけにはいかんと言うと、どこの組のもん、
だと言うので、お前の親会社の会長と専務はおれが警察に突き出したのさと言うと、なにおと言うので、ここでは迷惑だおもてに出ろと言うと、3人が表に出ると、口からでまかせいい、
やがってと、
殴りかかって来たので小股を思い切り蹴り上げると、そこにうずくまったのです、1人の男が俺達はまっとうな金貸しをやっているんだ、お前さんが肩代わりしてくれるのかと言うので、
借りたのは50万で法定年利は16%だから、58万は返してやろう、これ以上無体な取立てをすると、会長、専務が捕まったばかりだ、警察の手入れが入れば商売は出来なくなるぞ、さっき、
の話は本当だ、
おれの名前は村上真一だお前達の幹部に聞いてみろ、明日事務所に金をもっていってやる、信販会社の頭に言っておけと言うと、くそ~覚えていろと言うと、傍を離れたのです、店に戻、
り、いたお客にあいつらは帰りました、気にしないで楽しんでくださいと言ったのです、洋子が前に来てすみませんでしたと言うので、どうしてあんな高利貸しから借りたのと聞くと、
お父さんは渋谷でネジを作る町工場をやっているのです、取引先が倒産して不渡りを食らったので、銀行の融資が間に合わず、繋ぎ資金に借りたのです、その後銀行が融資を渋りとう、
とう金が返せなくなり、やつらが押しかけるので操業停止に追い込まれたのです、それで、お父さんとお母さんが身を隠したのですと言うので、そうなんだ、その銀行もひどい銀行だ、
なと言うと、
多分銀行の幹部が渋谷信販とつるんであの工場跡地を狙っているんですと話したので、その銀行はと聞くと渋谷信金ですと言うので、地域密着の信用金庫なのにけしからん事だね、明日、
僕が話しをつけてやるよ、奴らのやっている事は不当だから、元金と利息で58万(現在の580万)のはずだと言うと、そんなお金ありませんと言うので、僕がなんとかしておくよ信用金庫、
とも話しをつけるので、
操業を再開して、少しづつ返せばいいんだよと言うと、銀行関係の方ですかと聞くので、そんなようなもんだよと言うと宜しくお願いします、操業が再開できれば何とかなります、お父、
さんはネジ作りの名人です、少し営業努力すれば経営も成り立ちますが、今回は突然の出来事だったんですと言ったのです、洋子は別な席に戻り、美樹が又巻き込まれたねと言うので、
これが僕の運命なんだなと笑ったのです、由美が洋子ちゃんは明治大学の1年生で、この事で大学をやめて働くと言っているのと言うので、やめないように説得しておいてと頼んだのです、
それでは例の金を使わせてもらおうと言うと、美樹がヤッパリあのお金は人助けしろと言う事だったんだねと言うので、由美が真一君は金持ちなのと聞くので、お釈迦様から預かってい、
るのよと言ったのです、
翌日は渋谷信販に行くと、渋谷信販の社長をやっています池谷ですと名刺を渡すので、58万を出して借用書はと言うと、差し出したので受け取り、これで不服でもあるのと聞くと、親会社、
の常務からお伺いしました、今後一切あの工場には手を出しません、今回の事は目を瞑ってくださいと言うので、あんまりあこぎなまねをすると、警察の手入れを食らうざと言うと、ハイ、
わかりましたと言うので、
渋谷信金のつるんでいる奴はだれだ、隠し立てすると為にならんぞと言うと、ハイ、審査課長の水口さんですと言うので、今後はつるむなよ、俺がお礼まいりに行くと連絡しろと言うと、
電話をして今から村上真一さんと言う、警視庁の刑事局長の匿名刑事さんが行くのでと言って電話を切ったのです、それではと渋谷信販を後にして信金に向かったのです、本店に行き、
村上真一ですが支店長に面会したいと言い、
応接室に行くと支店長が出て来て、話は渋谷信販の社長から聞きました、申し訳ないですが私は知らなかったのです、さつそく融資申し込みを再検討しましたが、融資は問題ありません、
と言うので、まさか審査課長と高利貸しがつるんで、土地建物を取り上げて暴利をむさぼろうとしているのではと睨みつけると、審査課長の独断だつたのです、厳しく処分しますと言う、
ので、
家族もいる事だから首にしてはいけませんよと言うと、ハイわかりましたと冷や汗をぬぐうので、それでは山田ネジの口座に融資金100万を振り込んでもらおうかと言うと、先ほど続き、
は終わりました、これが融資の書類と振込み伝票です、利息は年利4%で4年返済となっており、月々2万円ですと言うので、それ位なら返済出来るでしょうと言って、これからも地域、
密着形でお願いしますよと言うと、
ハイわかりましたと返事をしたので、信金を出て午後の講義を受けるため大学に向かったのです、午後の講義が終り学食でコーヒーを飲んでいると、由美と弘美が傍に来て座り、由美、
がどうしたのと聞くので、信販会社と信金に話をつけて来たよ、信金から今日100万の融資金が振りこまれたのを確認した、月々は2万の返済で4年なので、余裕で返せるだろうと言う、
と、
どうやったのと聞くので、今回の件で俺を、警視庁の刑事局長の匿名捜査官だとみんなが思っているので、牙を引っ込めたと言うわけだよ、勿論久保田刑事局長には話してあるよと言う、
と2人がすご~いと驚いたのです、それではさつそく洋子ちゃんに教えてやるわ、これから店に来てと言うので席を経ち、由美、弘美と渋谷の店に向かったのです、店に着くと洋子が、
ありがとう御座いました、
お陰で工場は再開できて融資金も過分に下りました、前々から話のあったアメリカへの輸出の話も明日、商社の人が来て契約するそうですと言うので、それは良かった、技術があれば、
海外にも進出きるわけだと言うと、由美が店からお祝いにシャンパンを出すわと言って、栓を抜きみんなで乾杯したのです、お立替頂いたお金は振り込むそうです、口座番号を教えて、
くださいと言うので、
海外に輸出するとなればお金もかかります、輸出が順調になるまでは棚上げしておきます、儲かったら声をかけてと言うと、何から何まで申し訳ありませんと涙を流すので、由美が、
洋子ちゃん良かったねとハンカチを渡したのです、この前は私の弟で今度は洋子ちゃんのご両親か、これでライバルが増えたわと笑うので、洋子がこんな素敵な人の彼女になりたい、
と言うので、ほら来たとシヤンパンを弘美が飲み干したのです、
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