第31話伝奇、廃ビル、暗鬱な空、2018.08.18
この空、この暗鬱な空だ。間違いない。
この雰囲気……。まさに、あの伝奇の通りだ。
あとは場所だ。三角州の中心にある、廃ビルの屋上で探しても、見当つかない。
『流れゆく、みすみの土地に、そびえたる、栄華を偲ぶ、もののふの塔』
闇の御子の覚醒に生――。
その瞬間、俺は何かに包まれていた。
***
ツイッターでは、伝記にしてしまいました。誤字ですね。
まあ、やっちまったもんはしかたがねぇです。
今回は主人公格の視点ではなく、いわゆるやられキャラを視点に書いてみました。
いつも思うのですが、ワンシーンで儚く散っていくキャラにも物語があるはず。でも、そんな物語を書くと、主人公が……。敵役のメインを視点にすることはできても、物語が途中で終わるキャラになるとななぐさにはできません。
そこで、そういったキャラをいつか書きたいなと思ってた時に、グッドなお題が舞い降りました。
もう、即決です。
伝奇って、あやかしですよね。
暗鬱な空も、何か闇属性のものがでそう。
廃ビル。もう、でますよ。これ。
という訳で、あとは状況設定。いわゆるやられキャラなだけに、ちょっと間抜けな感じがでればいいな。
伝奇に記されていることを気づかないっていう感じでいこうかな!
という訳で、みすみが三角で……。廃ビル、ここでナイスな登場でいきましょう!
という訳で、無事に生贄になりました。最後まで話せないところが、やられキャラっぽいですよね?
そうですね、せめて名前を決めましょう。そう、池 弐衛君としましょうか?
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