第11話つめたいコンクリート、桜前線、どこでもないところ2018.03.24
「桜前線って無粋よね。春の足音を、あんなどこでもないところを示す地図記号にするなんて」
このつめたいコンクリートで囲まれた病室で、この子が見る外の世界は、とても美しい桜色に染まっていた。
「じゃあ、来年は桜便りにでもするかい?」
微妙な笑みの中に、ほんの少しだけ未来を見た気がした。
*
仕事の為、参加する事が出来ずにいましたので、一日遅れで参加してみました。
もはや参加とは言わないけど、考えたので投稿します。
さて、舞台となるのは「つめたいコンクリート」を真っ先に浮かんだあたり、ななぐさの想像力が固定されている気がします。
真っ先に浮かぶのは、建設途中のビルと病院。
季節は春。桜前線があるから、花見でもいいのかもしれないと思いました。
でも、花見とつめたいコンクリートは温かいイメージとつめたいイメージで距離感があるますね。コンクリート製のお墓というのも浮かびました。
問題は、「どこでもないところ」
「つめたいコンクリート」とつなげていくか、どうするかで迷いました。
桜の開花予想図を見ること大体三分。
桜前線って、唯一見る事が出来る前線だなっと思いました。
あとは、もうコンクリートを病院。見える風景は桜並木の見える病室。そして、我が子がそれをうらやむ姿といった感じにつないでみました。子供にしたのは、春のイメージからですが、闘病生活に入ったばかりの夫婦でもよかったかもしれません。
まあ、ななぐさの場合、イメージで書いていく方なので、出てきた順ですね。
でも、今更ながらに思うのですが、これって日記ですね。
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