　数の大きさを正しくおさえたいですね。メガマック、アイポッドナノ、…私は気絶していましたよ。大学の最初の授業で教えていましたが，知識を丸飲みして暗記するのでなく，仕組みを理解した方が時を駈けられmath、やってみよう。

　1000000000円と言われると，日本人なら十億円！，欧米の人なら1ミリオンyen！とすぐにびっくりしたい所です。一、十、百、千、…と指折り数えていたら椋鳩十？ポッポーという感じです。銀行強盗に出くわしているときなら、早く数えろと銃を突きつけられて命が危ない。まぁ単位を理解していない銀行員はどうなんだという感じですが。欧米では3桁ずつ単位が変わります。サウザント1000，ミリオン1000000，ビリオン1000000000，トリリオン1000000000000，…。ミリオンスロットというと幾らだろう？とピンときませんが，百万円スロットというとドキドキします。

　別に暗記したり，表に書かなくても規則をおさえれば良いんです。欧米の人だと数は3桁ずつコンマを打って読めば良い。下からコンマ毎にサウザンド、ミリオン、ビリオンと意識して、一気に1,000,000,000；1ビリオン円！と読めばいいだけです。欧米かと言われそうなので万、億、…という単位で読んでみましょう。日本では４桁ずつ単位が変わります。アポストロフィかなんかで区切れば10’0000’0000。万、億で十億円と分かります。スマートに時を駈けられますね。

　ハードディスクの容量のように1kB(キロバイト),1MB(メガバイト),1GB(ギガバイト)とキロ、メガ、ギガと接頭語が使われています。規則は同じで3桁ずつ変わりますので、1サウザントバイト,1ミリオンバイト,1ビリオンバイトと理解できますね。となるとメガマックに気絶せずにはいられません。「メガマック？！普通のハンバーガーの1,000,000倍でしょ。無理無理とてもじゃないけど食べきれない。ギガマック？さらに1000倍でしょ、いい加減にしろ」となります。でも「メガマックなのに1,000,000倍の大きさがない！恵まれない仲間で分け合おうとしたのに」と涙するのはやめましょう。見え透いています。スマイル￥0をもらってしまえ。

　小さい方の単位も小数点以下3桁ずつです。1ｍの1000分の1が1「ミリ」ｍだし，1000,000分の1が1「マイクロ」ｍだし，1000,000,000分の1が1「ナノ」ｍだ。「あ，アイポッドナノ落とした！」と友達が言えば心底同情できます。何せ普通の0.000,000,001倍ですからね，見つけられるはずがない。小せー。日本語だと単位は「塵」です。マイクロ「微」よりさらに一つ下の単位です。塵も積もれば？飛ばされているだろう！

　もう素早く時を駈けられますね。出身高校の先代の理事長・校長先生が，学園の3Sとしてスイッチ，スピード，スマートとおっしゃっていました。まさにその通りで区切る位置のスイッチを切り換えて猛スピードで時を駈けていますよね。盲進じゃないスマートさ、猛進。M先生を哀悼。若者よ，時にたゆみ時を駈けよ。