青年と星の子

黄居さん

第1話 夢の話

僕は夢を見た、それは、とても美しい夢だった。


寝る前に着たはずのパジャマが、夢の中ではなぜか違うものになっていて、今思うとあれは僕の好みのパジャマではなかった。


広く暗い森の中を、裸足でただ歩き続けるその夢は、どこか懐かしさを感じた。


空に見つけた、たったひとつの大きな光は、月の光だったのだろうか。

それは、僕の歩く道だけを、照らしてくれる優しい光だった。


ふと、空を見上げると、一筋の光が流れた。

流れ星のようなその光を、見つけたすぐあと僕は、目が覚めた。

目が覚めてしまった事、心のどこかが淋しくなるのは、どうしてだろう?

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