1-5)話の流れ

③話の流れ

 これについては②でざっくり説明していますので結構はしょります。簡単に話数なんですが、

A 山田に都合よく使われる横須賀

B 山田に一目置かれる、相棒として使われるようになる横須賀

C 山田の秘密を暴く横須賀

D 山田の命令を拒否する横須賀

と四つの要因から考えて、そこそこかかります。


 まずAは起承転結の起ですね。これは一話で山田と横須賀の簡単な力関係、二話で山田周辺について、三話目で山田の命令に従っていると望む形にすすめないことに気づく横須賀、と描こうと思います。

 三話は全体では起ですがAにとっての転でもありますね。四話、五話くらいで横須賀に少しずつ山田とずれた形の動きをしてもらいます。五話か六話あたりでAの結を描けたらいいなあと思います。都合よく使われた横須賀が、自分なりに少しずつ動く形。それに対して山田が馬鹿といいながら無碍に仕切らない様子。これはAの結でありBの起承ですね。相棒として使われる横須賀、は全体の承でもあり、ここで山田と横須賀の良好な関係を七話と八話くらいで描きましょう。もう少し短くてもいいですが。CはC自体が全体の転となります。DはD自体が全体の結。長く見積もってこの全体を十話くらいの構成でまとまればいいなあと願望を作っておきます。短すぎると彼らの関係が伝わりにくいので、ですね。


 登場人物は、まず一話ですが、横須賀と山田、そして山田の復讐相手、横須賀の対比としての少女を出したいと思います。ただし一話の段階ですので復讐相手はちらっとみえるかみえないか程度。また、個人的に一話が最終話を示唆していた形が好きなので、予定として一話にいろいろ詰め込みたいな、という妄想が出来ました。

 また山田が一人だと身分偽装で問題が生じるので、パトロンを作っておこうと思います。兄のもうひとりの友人としましょう。こちらもイケメンですが、これは少女と復讐相手が美人さんなので美人が変ってわけじゃないよアピールですね。また、山田と恋愛をしないという簡単な例示としてゲイの方としましょう。山田が男であると誤解されていても肉体関係を誤解されないように、バリタチになっておいてもらいます。実家が裕福で友人を救えなかった罪悪感から友人の妹を支援する立場です。


 これで登場人物のイメージが出そろいましたが、パトロンは二話からにしようと思います。一話一話で神話生物などの犠牲者や犯人を出すため、山田と横須賀、復讐相手や少女、一話の犯人や被害者を描いていたらこのはじめてでてくる登場人物多すぎるので、刑事とパトロンは二話以降にしようかな、と流れが出来ました。

 また、山田が女性であるの示唆として刑事は青年じみた女性、パトロンは美人で女装癖のある男性として、普通の男女ではない人間の描写でも性差を作った描写をしたいと考えています。このため一話で山田を描写しきったあとイレギュラな二人を二話としておけば、一話内で描写するよりかは時間があくのでごまかせるのではないかという考えですね。とりあえずこういった流れで話を書こうと思います。

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