エルシーアの金鷹と碧海の乙女

【登場人物紹介】

≫リュニス群島国

★【リュイーシャ】（18）

　　リュニス群島国に属するクレスタ島で、海神に仕える巫女。自在に風を操る力を持つ『術者』。

【リオーネ】(13)

　　リュイーシャの妹。姉のような風を操る力は持たない。けれどその意志を読み取る能力に長けている。

【カイゼル】(43)

　　リュイーシャとリオーネの父親。リュニス群島国の第三皇子だったが、18年前に皇位継承権を放棄してクレスタに帰化した。

【ルシス】（故人）

　　クレスタの海神に仕える巫女。リュイーシャとリオーネの母親。リオーネが生まれた時に死去。

【ロード皇子】(46)

　　リュニス群島国の第二皇子。剛胆な性格でカイゼルとは異母兄弟。

【シグルス】(29)

　　隻眼の海賊。いつも黒服を身に纏い、ロードの配下として付き従っている。

≫エルシーア国

★【アドビス・グラヴェール】(24)

　　エルシーア王立海軍フォルセティ号の若き艦長。その風貌と仕事ぶりから『エルシーアの金鷹』と呼ばれている。

【シュバルツ 】(26)

　　フォルセティ号の副長。アドビスの部下。貴族の息子で能力はあるがちょっと小心な青年。

【ハーヴェイ】(22)

　　フォルセティ号の二等士官。アドビスの部下。冒頭に「あ」と言ってしまう口癖がある。物腰やわらかな青年。

【コーラル夫人】(38)

　　フォルセティ号で航海長を務めるウェッジの細君。面倒見のよい婦人。

【マヌエル】

　　フォルセティ号の軍医。いつも顔を黒いヴェールで覆っているため、『まじない婆』とか、『船底の魔女』と呼ばれ、水兵達に恐れられている年齢不詳の女。

【スカーヴィズ】

　　リュイーシャを助けてくれる謎の銀髪の美女。