「アイツを知り隊」副隊長東城晴樹

全異矛盾常

卒業式まで2ヶ月、朝

 あと2ヶ月で……卒業する


 卒業する前に俺はアイツと仲良く?なれるだろうか……はぁアイツの性格上話すのは容易い、だがよく見れば分かるんだ……アイツの輝かしい笑顔は限られた人といる時にしか見られない。はぁぁ出来ることなら俺はその限られた人の1人になりたい……っあぁぁあ!何時から俺はこんなんになったんだ……はぁ受験も終わってないのに受験よりアイツと友達になりたいなんて悩んで、あぁ出遅れたんだろうなぁ……はぁ最近全然本読めてない。前は本を読む時間は今じゃ悩む時間になった、はぁぁぁぁ「ため息ばっかしてるな今日」うるさいなぁ……てかいつの間にいたんだよ。人の読書を邪魔すんな、それで1回アイツに斬られそうになったんだろ。学習しろよ……「鯉楽」

 鯉「なんか馬鹿にされた気がするけどいっか」

笑いながら言うな、今度斬られろ、学習しろ。

「この前斬られそうになったの忘れたのか」

 鯉「簪を動脈に突き立てられたら普通忘れねぇよw」

w使うな鬱陶しい。

「だったら学習しろよ」

 鯉「たまにあーいう事はする奴だから麗華は」

笑ってばっかいるお前が、アイツを笑わせるお前が羨ましくて、でも憎めない……それがお前だよな鯉楽

 鯉「ん?どうした晴樹難しい顔して?」

お前のせいだよ馬鹿野郎、お前といると自分の弱さとかが見えくるんだよ。にしてもアイツ……

 鯉「アイツ遅いな」

うわぁ、お前と同じ事考えてたのかよ

 鯉「お前も同じ事考えてたんだろ、心底嫌そうな顔してんぞ?」

顔に出てたのかよ

 晴「笑うな鯉楽」

 鯉「バレてた?悪い悪いw」

てかお前早くないか?万年遅刻組り'sのイケボリークンが1時間目前所か朝の会前なのになんでいるんだ?

 鯉「1秒でも多く学校にいたいからな!」

 晴「人の心読むな」

 鯉「声に出てたぞw」

マジかよォ

「疲れてんだよ、晴樹最近悩み事があるんだろ?」

なんで分かるんだよ、怖いわ朝陽

 晴「悩んでない」

 朝「言うの決意したのか?偉いな(ペチッ)痛いよ晴樹」

頭撫でようとするんじゃない巨人朝陽

 晴「何の事だ」

「は?麗華に告h(ガンッ)イッタッ!本は痛い!東城!ヤンノカゴルァ!」

なんで万年遅刻組り's飴ヤンキーロリーチャンの方もいるんだよ

 鯉「お、来たのかリーチャン早いな!今日は俺の勝ちだぜ」

まだそれで呼んでんのかよ……

 リ「リーチャンって呼ぶな、鯉楽」

 鯉「えーいつもみたいにリークンって呼ばないの?w」

ダメだコレ……

「鯉楽くん鈴結ちゃんをイジメないの」

ありがとう亀田委員長お疲れ様

「お前らチャイム鳴るぞ座れ愚民共」


ブレないな航多。


 こんなに騒がしいのに何かが足りなくて


 そう思うのも俺だけじゃない


 いつも明るい奴が心配そうに扉を見ていたり、教科書を逆にして読むノー勉天才、皆なんだかんだアイツの事が好きなんだ。


アイツだけじゃない


皆は皆が好きなんだ


でも1番騒がしいアイツがいないと


  俺ら皆調子が狂うんだ

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