雪の華
早朝、ぼくは人間から隠れて散歩していた。雪の日にまでキツネを狩るヤツがいるなんて。
しばらく進んだ先、ピンクの何かがある。白銀の世界で見つけた春色。興味本位でそっと近づく。
「寒牡丹だ!」
一輪だけで咲いたその花が寂しくないように、ぼくは味方だと伝えるために、優しく花をなで雪を払った。
140字小説集 ひとくくり @inclusive
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