怪異殺しのススメ 02
――それが、ある夜、とある動画投稿サイトで生放送され、放送終了後もアーカイブとしてネット上に視聴制限もなく残り続けている『怪異殺しのススメ』の全て。
「そしてこれが、ふしぎなちからでBANを免れたNicoTubeのアカウント」
「うわぁ……動画一つしか上がってないのにチャンネル登録者数がえぐいことになってる……こわ……」
学習しない祢々切丸が――あるいは確信犯的に――またうっかりどこかの異界へ入り込み、その救援を口実に私を連れ出したイヴが意気揚々と『怪異殺しのススメ、リターンズ』の生放送をはじめる頃には。極東のとある地方都市では本当にそういうことが『ある』のだと、ネットどころか、地上波でワイドショーを賑わすレベルの、ちょっとした騒ぎになっていた。
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