1-11【新しい朝 12:~ ”自分”を知る~】


 夜も深まり、辺りが静まり返った頃。


 二人の少女が眠るテントの中で、昼間の授業で疲れて熟睡しているモニカの体から、まるで紐のような物体が伸びて外まで続いていた。


 そしてその先の端には30cm程の丸い物体と、そこから伸びた小さな腕が付いている。


 これがここ暫くの俺の”学習スタイル”だ。

 ただ現状では、”実験スタイル”といったほうが近いかもしれない。


 俺がこなさなければいけない可能性のある課題は4つ。

 筆記、実技、検査、面接。


 まず検査はどうしようもない。

 大変珍しいというのが有利に働いてくれと願うばかりだし、あの校長の感じだと実際有利だと思う。

 

 面接もなんとか口八丁で乗り切れるだろう・・・あれ? 面接もきつい?

 まあそこは考えて喋るスキルという俺の特徴をどこまで活かせるかだろうな。


 筆記は問題ない、教科書の内容はいつでも取り出せるし、フロウを動かして字も書ける。

 

 となると問題は実技だけなのである。


 俺は魔力の扱いは得意だが、その魔力はモニカに出してもらわなければいけないのだ。

 これをなんとかしない限り、俺一人で魔法は扱えず頼みの魔力操作も無駄に終わる。


 ルシエラは、出来なければ出来ないなりにやりようがあると教えてくれたが、そう言われてすぐにできるほど俺は器用ではなかった。


 一応スキルは使えるのでそれを考慮してくれれば嬉しいが、好意的解釈を待っているようではだめだろう。


 もっとも、それ以外で合格基準を満たせる可能性もあるし、ルシエラの言うように問われない可能性もあるのだが、それに甘える訳にはいかない。

 モニカのためにも、必ず合格する必要があるのだ。

 だから本当に可能性がなくなるまでは、俺も足掻いておきたい。


 なので早速とばかりに魔法陣を展開しようと試みる・・・も反応なし。

 問題ない、いつものことだ。


 むしろこの、いくら念じても発動しない状況を求めてこんな時間に練習しているくらいなのだ。


 昼間、モニカが起きているときにやろうとすると、無意識の思念にモニカが反応してしまい、俺が試行錯誤する前にモニカが発動させてしまう。

 だからこうしてモニカの意識が睡眠の向こう側に行っている今こそが絶好の練習の機会といえるのだ。


 この状態ならば遠慮なく色々試せるし、もしこの状態で魔法を発動できればはっきりと俺の意思と言い張れる。


 というわけで、さっそく実験開始だ。


 ええっと、昨日は起動に使う魔力をモニカの生体魔力の流れを変えて捻出してみるというところまで試したんだった。

 なのでまずは魔力の流れを検知して制御するところから始めなければ。


 というわけでモニカの体に流れる膨大な魔力の流れを検知して、フロウの方に引っ張り込む。

 ここまでは簡単だし、得意分野だ。


 問題はここからである。

 昨日掴んだ感触だとこの流れに一旦傷をつけて・・・

 

 そんな感じに俺が魔力を動かすと、注文通り魔力の流れの小さな切れ端が出来る。

 これはモニカの魔法の発動を眺めている時に気がついたものだ。


 モニカは無意識にこういった小さな切れ端を用意してそこから起動していたのだ。


 というわけでまずは形からと真似てみたものだが、ここからが八方塞がりなのだ。


 本当ならばこの切れ端から漏れた魔力が魔法陣へのパスに変化するのだが、俺がやっても何も起こらずにそのうち綺麗にまとまって跡形もなく消えてしまう。


 ここからが重要なのにこの状態から数日経ってもキッカケすら掴めてない。

 

 既に”受験勉強”が始まってから1週間近く経過している。

 この間、モニカの方はかなり進歩していた。

 まだ簡単なものでしかないが、完全に内容を指定した魔法陣の展開も可能になっていた、既に始まったときと比べるとよっぽど魔法士っぽくなっている。

 今度、昔のデータと見比べてみようかと思う。


 そして、それだけでなく座学にしても、これまでは薄っすらとなんとなくといった理解が多かったものが、今ではルシエラの問いに対してもはっきりとした理解を持って受け答えをしている場面が増えた。


 まだ意識して観察しなければ気がつかないが、深く観察すれば以前とは段違いに知識に対して自信を持っていることに気づくだろう。


 これまでは移動や、身の安全の心配という不安材料のせいで集中して学習するということがなかったが、こうして一箇所に腰を据えてルシエラという強力な保護を得たことによって、モニカの学習能力がその片鱗を見せ始めたのだ。


 子供の成長は早いというが、変化のない自分を比べてどうしても焦燥のような感情が芽生えてしまうのはなぜだろうか。


 おっと、いけない。


 今は俺のことに集中しなければ。


 といっても、変化がないんだよな・・・・


 所詮俺は管理スキルということか。

 それだけなら強力だが、それ以外についてはさっぱり。


 考えればそれはスキルの挙動にも合致している。

 だが、だから不可能である・・・と考えるのは早計だ。


”ウルスラはできる”


 俺の中にルシエラの声が木霊する。

 聞いた時は少し嫉妬したものだが、よくよく聞き返してみると、大きな含みを持った言葉であることに気がつく。


 ”ウルスラはできる” とは誰が魔法を発動できることを指しているのか?


 前にも確認したが、”ウルスラ”という単位に相当するのは、管理スキルの一部である俺ではなくモニカのスキルの総称である”フランチェスカ”である。


 これはおそらくウルスラの管理スキルが、俺ほど独立した意思を持っていないことに起因するのだろう。

 だから周囲も管理スキルの動作ではなく、ウルスラという単位で見ているのだ。


 ということはだ、別に俺がやらなくてもよくね?


 もちろんその管理は俺がするが、要はFMISの魔力操作ではなく、スキルとしてそういうものがあるかもしれないのだ。


 というわけで早速検索だ!


 といってすぐに出てくるなら苦労しない。

 起動しているもの、起動していないもの、全て検索しても似たようなのや該当しそうな物はほとんど見つからない。


 ただ、魔法の発動を組み込んだスキルは嫌というほど見かるので、ないことはないと思うのだが、それらは全て現状モニカが発動することを前提に組まれている。


 だが、たしかにフランチェスカには魔法を発動する仕組みは存在する。

 ・・・のだが、”カミルの説明書”を信用するならば、これは少なくとも関係ないと思う。

 

 だいたいこいつは起動もしていないし、カミルの説明通りなら【思考同調】並みにイカれたスキルなんで使いたくない・・・いや、【思考同調】が死にそうなら使ってもいいのに対して、こっちはできれば死んでも使いたくない感じだ。


 それにこれはウルスラとフランチェスカの”コンセプトの違い”的に考えて、ウルスラには無いスキルだろう。


 となるとウルスラは他でその機能を確保しているのか、それともウルスラにしか無いスキルで対処しているのか・・・


 後者だったらどうしようもないな・・・・



「順調?」


 その時、後ろから・・・正確にはフロウ感覚器の正面から見て後ろ側から突然声がかかり、俺の仮想心臓が大きく跳ね、仮想肝が一気に冷える。


『うおお!!!???』


 おっと、これでは聞こえないか。


「うおお!!? ビックリした!?」


 俺がその声の主である、ルシエラに対して反応した。

 

「あ、ごめん、びっくりさせちゃった?」

「ああ・・・こっそり近づくのはやめてくれ」


 ルシエラは時々、こうやってすぐ近くまで悟られずに接近して声をかけてくるので、心臓に悪い。

 それにしても、この感覚器は360度の視界があるはずなのになんで気が付かないんだ?

 

 俺の視界の集中の死角を突いているとでもいうのか?

 これも、魔を知るとかいうあれか?


「起こしちゃったかな・・・」


 すると、ルシエラが心配そうにテントの中を覗き込む。

 どうやらびっくりした俺の声でモニカが目を覚ましてないか気になったようだ。


「大丈夫だ、バイタルを見る限りかなり深く熟睡している、昼間相当頑張ってるから、この程度じゃ起きないよ」


「そう、ならいいけど、あなたもこんな時間によく頑張ってるわね」

「寝れないのが自慢なんで」


 俺が自嘲気味にそう答える。

 ダメだな、どうもピリピリしてしまっていけない。


「ルシエラはこんな時間に起きても大丈夫なのか?」

「私? 大丈夫よ、別に昼間は手本を見せるくらいでそんなに疲れてないから」


 そう軽く言ってはいるが、いくらルシエラにとって簡単な魔法であっても、人に教えるというのは神経を使うだろうに。

 

「それに、いつも夜中にゴソゴソ動いてるから、ちょっと気になったのよ」

「ありゃ、バレてたか・・・」


 どうやら、俺の隠れ修行は先生には筒抜けだったようだ。

 

「モニカが寝てもらわないと、思い切ったことは出来ないからな」

「それで、経過は順調なの?」


「いいや、まったく」


 俺はあきらめたように、フロウの補助腕を持ち上げてお手上げのポーズをとる。

 一本しかないが、意図は伝わっただろう。


「魔力を動かすことは可能なんだが、肝心の起動状態に持っていけない、そこが分からなくて困ってる」


 するとルシエラが確認するかのように自分の手のひらの上に小さな魔法陣を作る。


「意識したことないから分からないけれど、そういわれると確かに何か変な操作をやっている気がしないでもないわね」

「だろ? それでどうやら、俺はその操作が果てしなく苦手らしい」


 モニカやルシエラを見る限りその”起動”とも呼べる操作は、まるで息をするように無意識に行える動作といえたが、これが俺の場合、何をやっていいのか見当もつかないのだ。


「やっぱり、”ウルスラ”とは全然違うわね」

「あっちの方が高性能か?」


「そういう意味じゃないし、その意味ではあなたの方がよっぽど高性能だわ」


 俺は、突然何の脈絡もなく褒められたことに戸惑いを覚える。


「・・・? あ、なるほど・・・褒めて伸ばす作戦か」


 なるほどそれならば合点がいく、俺も常々、自分は褒めて伸びるタイプだと思っていたのだ。

 だからもっと褒めて。


「・・・そういう人間臭いところ、何度も言うけれど、ウルスラの管理スキルよりよっぽど話しやすいわ、それだけでもあれよりも高性能だし・・・違うともいえる」

「そうか?」

「それにあなたが、こんなにこの事に拘るのって、試験のためというよりも、モニカが寝ているときでも守れるようになるためでしょ? ウルスラはガブリエラを助けも手伝いもするけど、そんな風に思いやるところは見たことないわ」


「・・・・」


 そこで俺は言葉を失った。 

 確かにこの拘りは突き詰めれば、そういうことだ。

 試験で有利にはなるだろうが、できなくても大きな問題にはならないというのは、それこそ何度もルシエラから聞いていたのだ。


 だが、それでも何とか自分の意志だけで発動できるようになろうとしているのは、それがモニカの起きていない夜中でも問題なく戦えるようになりたいがためだったというのは、隠しようのない事実であろう。


「モニカが言ってたわ、”いっつもロンが守ろうとしてくれる” って」

「そんなこと言っていたのか・・・って言っていたな」


 該当する完全記憶のログが表示される。


「知ってる? あの子相当いびつな魔力操作の仕方をしているのよ」

「・・・え?」


「恐らく特殊な魔力の使い方をしてきたせいね、魔力の発動に関しては凄いけれど、魔力の扱いに関してはてんでダメね」

「本当に?」


 今までそんなことを感じたことはなかった。


「今の段階ではあの子には言わないけれど、これを直そうと思ったら大変だわ」


「原因は・・・・俺か?」


 それ以外にそんな特殊なことになる要素はない。

 現状モニカの魔法やスキルは殆ど俺が魔力の調整を行うので、発動だけをひたすら練習しているのと同じなのだ。

 

「そうね、でもそれで問題ないと思うわ」


「・・・・なんでだ?」

「あなたがいるもの、彼女はあなた無しでは生きられないんでしょ? だからいなくなった時の想定なんかしても無駄よ」


「まあ、確かにそうだが・・・」


 フランチェスカの安定動作にはFMISの高度な管理が必要で、それがなければ長くはない。

 そもそもつまり、モニカは俺無しという状況を考えられないのだ。


「モニカが言っていたけど、ロンは自分の一部なんだって、だからロンが考えていることは、自分が考えていることって考えらしいわ」

「そんなこと言っていたな、でも俺はモニカの考えからは独立した存在だ、モニカの意思とは別に好きに動ける、それは他人であるのと何が違う?」


「そんなもの、人間の体なんて思い通りになる部分なんて殆どないでしょ? それこそ心臓なんて好き勝手に動いてるじゃない」

「・・・俺は心臓か?」

「モニカにとっては同じくらい重要で好きにできない物よ」

「・・・!?」


 そう答えたルシエラの表情はとても真摯なものだった。

 そして、それを受け取った俺の心も大きく動く。


 なるほど、モニカは俺のことを自分の一部だと思っている。

 それは本人から聞いていたので知っていたし、俺も近い考えと考えていた。

 だがそれは違った・・・のだ。


 俺は自分がモニカの脳内に作られた存在と知っている今でも、どこかモニカのことを他人のように考えている節があるのだろう。

 でも考えれば、俺はモニカ無しではそれこそ考えることすらできないのだ。


 それはつまりモニカが俺の一部であるという考えも成り立つ。

 

 アクリラの教師陣がどういう考えで個別に試験を受けさせるのかは分からないが、だったら素直に”俺”という存在で挑むべきだ。

 そして今までは、その”俺”という存在は”モニカではない部分”という解釈だったが、それがおかしかったのだ。

 俺はモニカの一部であり、俺を試すということは、俺の中のモニカを試すということでもある。


 それが駄目だというならばどうしようもない。

 その時はもうあきらめよう。 


 まあ、モニカの意識がない時に魔法が発動できないのは問題なので何とかしたいが、それは試験のためではない。

 ”自分” が成長するために必要だからそうするのだ。


 そう、意識をし直してから、いつものように”魔力の灯”の発動を意識する。

 もちろんモニカは寝ているので発動するわけはないのだが・・・・


 なぜか俺の目の前に”魔力の灯”の小さな魔法陣が展開された。


「あ、」


 俺はその結果に、大きく驚いた。


「・・・モニカは寝ているわよね」


 どうやらルシエラは、この失敗・・に気が付いたようだ。

 そう、今回の魔法発動もモニカが行ったのだ。


 だがモニカは寝ている。

 では、いったいこれはどういうことなのか?


 ログを確認する限りハッキリと俺の意思を受け取ったモニカが魔法を発動させていた。


 確認のためにもう一個魔法陣を作ると、こちらも問題なく展開された。

 どうやらモニカに意識がなくても問題なくなってしまったようだ。


「・・・だな、だがこれでいいと思う」


 その時俺は、自分一人ではできないとハッキリしたのにもかかわらず、なぜだか無性に晴れやかな気持ちになっていた。


「ここまでされたら諦めもつくし、もう誰もこれを止められないだろう」

「・・・そうね、それに発動の意思を持ったのは、間違いなくロンだし」


 ルシエラが冷静に今回の結果を分析を行う。


「そう言えるのか?」

「そう言えるわ、だって寝ているモニカにそれだけの意思はないもの、この状態で発動できるならそれはあなたの意思だと言えるわ」


 ルシエラがそう言うなら、確かにそうなのだろう。

 それに発動の感じからしてこれなら、たとえ”スキル殺しのネット”の中であっても、魔法であれば発動してやれるという確証がある。

 それは、もうこれ以上ないくらい厳しい条件をクリアしたといえた。


「なるほど、まさかこんなことで、条件を満たせるとは・・・・」

「でも、寝てるときは出来ないはずなんでしょ?」


「そうだったが、どうやら、俺も大きく成長できたらしい」

「・・・・?」


「なんてことはない、モニカという”自分”が発動しているんだよ、それにようやく気がつけたんだ」


 それと俺は自分の中で起動条件を満たした幾つかのスキルが起動できることに気が付いた。

 しかも以前のようにそれが衝動的に口をついて出ることもない。


 どうやら俺自身がモニカとフランチェスカの一部であることを本当の意味で理解したおかげで、そのように知らせてくれるシステムを必要としなくなったのだろう。

 今では、はっきりと何が出来て、何が出来ないかを認識している。


 そして・・・


【思考同調Lv.3】


 の文字。

 

 レベルが2から3にしれっと上がったが、正直これを喜んで良い物かどうか・・・

 唯でさえ後遺症が恐ろしいのに、これ以上同調を強力にしたらいよいよやばいことになるだろう。

 だが、それとは別に俺の中では妙に誇らしい気持ちも沸いている。


 スキルの中身はおいていて、これは間違いなく”自分達”がより強固にお互いと連携できた勲章なのだ。


「ありがとうな」

「・・・なんだか分からないけれど、感謝してくれるなら、受け取っておくわ」


 そう言ってルシエラは肩をすくめる。


 彼女はいまいち理解していないようだったが、彼女の助言は俺にとってかなり大きなものになった。

 彼女の性格からして、きっとそんな風には思っていないだろうが、この数日の間だけでもルシエラにはかなりの恩が出来たと思う。

 それは単純に魔法の発動ができるようになるという、些細な問題だけではない。


 初めてしっかりとした教育を受けたことで、モニカの成長にも繋がっている。

 それは俺ではできないことだった。


 それに見方を変えれば、”自分達”に初めて出来た友人ともいえる。


「この受験勉強が終わってもモニカの友達でいてくれるか?」

「何言ってるの、私だってアクリラの生徒なんだから、少なくとも数年間は縁があるわ」


 そう言って何気なく、もうモニカの友人であることを否定もせずにルシエラは答えた。

 

「だよな・・・」


 そう、きっと彼女はこれから何年間もモニカにとって身近な”先輩”であり続けるだろう。

 それは知らない社会で一歩を踏み出すうえで、モニカにとってきっと心強い道標になる。


「なあ、ルシエラ・・・・」


 だからこそ、話しておいた方が良い・・・・・・・・・と俺は考えた。

 それに彼女であればうっかりモニカに漏らすこともないだろう。


「なに?」


 不意に変化した俺の雰囲気を声だけで掴んだルシエラが、緩んでいた表情をわずかに引き締める。


「・・・モニカについて話しておきたい事がある」


 それはカミルから教えてもらった中でも、きっとモニカにはずっと先まで話すことはないと決めていた事だった。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る