0-4【はじまる”俺達”6:~旅立ち~】


「ああ、よかった」


 半分ほど雪に埋まったソリが見えた時、モニカから安堵の言葉が漏れた。


『埋まってる可能性もあったけど、箱の部分が背が高くて助かったな』


 ソリの下半分は埋まっているが、野菜を満載にした容器のおかげで埋まり切ることを回避できたようだ。


 すぐにソリのもとに向かうと、手を使って掘り起こし始めた。


『しかし本当に静かだな・・』

「ここらへんの連中は皆来てたみたいだからね」


 凍りついた部分を足で蹴って氷を割りながらモニカが答えた。


 あのサイカリウスの襲撃はやはり異常だったようで、あれ以降、感知できる範囲に生物の足音はない。


 きっと、そこらじゅうにいた個体をかき集めたのだろう。


 今はスキルのおかげで耳を地面につけなくても足から伝わる感覚だけで周囲の状況が確認できるようになっていたのだが、この前と比べると明らかに音の数が減っていた。


 最初は耳でちゃんと探ってないのが原因かとも思ったが、モニカ曰くそれは違うらしい。

 実際に耳をつけて確認したので間違いない。

 

 音の聞き方をモニカに聞いた所、なんとこの前聞こえていたノイズの殆どは遠くの生き物の足音なんだそうだ。

 それが今聞こえていないということは、あれ全部サイカリウスだったということか。

 他に生き物はいないのか?


「使えそう?」


 どうやらモニカがソリを掘り起こし終えたようだ。


『見た感じ何処も壊れてないし、大丈夫だと思うよ、詳しく見るまではっきりとはいえないけれど・・・』


 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※




 前日


 俺達は途方にくれていた。


 一体どこから手を付けていいのかわからない。


 小屋の修理を行うべきなのか、サイカリウス達の死体の処理を行うべきなのか。

 

 ひとしきり呆然としたあとモニカが選んだ選択は食料の確保だった。

 

 だが、それはかなり難しい事が判明した。


 食糧庫と調理場の被害はかなり大きく、保管されていた食料のストックは事実上消滅していて、わずかに被害を免れた調味料や香草などが散乱しているの纏めるのにとどまった。


 となるとそこらじゅうに転がっているサイカリウスの死体を処理したいが、それも難しいらしい。

 処理するための設備も破壊されてしまい使えないからだ。


 道具類も修理には相当な時間がかかりそうだったのが痛い。


 モニカによるとサイカリウスの死体はそのままだと、この極寒でもなかなか温度が下がらないらしく数日で腐ってしまうらしい。

 そのため遅くとも3日以内に完全に血と内臓を抜いて冷ます必要があるのだが、現状だとその手段がないのだ。


 今は状態のいい部分を選んで小分けにし、水につけて強制的に冷やしている最中だ。

 肉質は悪くなるが食えなくなるよりましとのことだ。


 だが、それでも確保できた肉の量は多くはなかった。

 やはり通常個体でも大きすぎて、本格的な解体処理が施せないと使える部位が著しく減ってしまうようだった。


 

※※※※※※※※※※※※



 ゴトリ、


 モニカがそれ以上壊してしまわないように慎重に金属の塊をおいた。

 机の上に並べられる大小様々な金属製の破片。


 これらは壊れて機能を停止したクーディの破片だ。

 見つからない部分もそれなりにあるが、概ね全身分はあると思う。

 俺達はある目的のためにこれらを集めていた。

 

 すなわち修理が可能かどうか。


「どう?」

 

 モニカが真剣な顔をして聞いてくる。

 少しでも俺に解決の糸口を掴ませたいのだろう、ほとんど瞬きもせずに細かいところまで凝視している。


 この痛々しい姿を見るだけでも辛い筈なのに、それだけ必死なのだ。


 だが、


『どうと言われてもなぁ・・・・』


 正直な所、体を動かしている構造自体はそこまで難しいものではない。

 なんとか素材の調達と加工さえできれば不可能ではないと思う。


 素材の調達はともかく加工はスキルを組み合わせれば、今でも出来るのではないだろうか?


 ただし一部に使われている制御機構と思われる装置については全く付け入る隙がない。

 正直これが何なのかもわからない状態だ。


『胸のあたりに沢山有る、模様が入った装置に心当たりは?』


 ダメ元で聞いてみる。

 その装置は主要機構の付近や胸の内側などに大きなものがあり、表面にフロウと同じような模様がある。

 ただこれは間違いなく唯の配線として使われているだけで、装置本体の内部についてはあまりに複雑すぎてどう弄っていいのか見当もつかない。


「わからない、こんな姿になったこともなかったから・・・」


 やはり心当たりはないようだ。

 となると、まずは詳細な設計図なり、作った人間を見つける必要がある。


『クーディを作ったのは誰なんだ?』

「作ったのは父さん・・・のはず」

『はず?』


「覚えてる範囲だと最初からいたの」


 なるほど、つまり作られたのは少なくともモニカが物心付く前ということか。


『親父さんが作ったのは間違いないのか?』

「それはたぶん間違いないと思う、父さんは最後までずっと良くしようとしてたから」


 少なくとも改良ができる技術者ではあったと・・・

 それはそうとして・・・


『ところで・・その親父さんって・・・もしかしてそこのミイラ?』


 ここは本来食卓に使っている机なので、当然、向かい側には例のミイラが座っている。


「みいら?」


 おっと、これは不味い。

 これは確実に地雷だ。


 俺の直感がそう告げていた。

 ミイラという単語が変換されなかったのがその兆候だ。


 決して、決して死を連想させる言葉を使ってはいけない。


『ええっと・・・その、机の向かいに座ってる・・・・・

その格好いい彼だ!』


 スマートとかシワシワとかつけようかとも思ったが、それは止めておいた。


「格好良くはないと思うけど・・・そうだよ」

 

 やっぱりか。

 ただ、これでこちらの芽は潰れた。


『流石にこの様子じゃ答えてくれそうにないな』


 死人に口なし。


 ん?

 まずい、死を連想させてしまった!

 感情がマイナスに傾き出してしまったぞ。


 なんとか話をそらさないと!


『ええっと、そ、そういえば、親父さんは格好良くはないのか・・』


 何言ってんだ俺・・・


「うん、父さんは格好良くない」


 あれ?これは大丈夫なのか。

 物言わぬをいいことに、目の前で株を下げられるミイラに思わず同情してしまった。


『じゃ、じゃあ、どんなのが格好いいのかな?』


 予想だとコルディアーノあたりかな・・・ってあれ、ひょっとしてこれも地雷?


「カシウス・・・マルクスの冒険の」


 予想外の名前が飛んできた、マルクスの冒険というとあの”謎のメモ”が入っていた本か。

 あれ?でも・・・


『マルクスの冒険って、この前初めて読みかけてそのままのはずじゃ・・』

「やっぱり、あの時には見えてたんだ」

『おっと、ひょっとしてカマかけられた?』 

「別にそんな気はないよ?、ただあれはあの時初めて読もうとしたけど、あれとは別のがあるの」


 そう言って本棚の方へ移動する。


 そしてその中からこの前の本と、薄めの絵本を3冊取り出した。


「わたしが好きなカシウスはこっち」


 そういって絵本の”中巻”と書かれている本の表紙を指差した。

 そこには高そうなローブを纏った青年が描かれていた。

 なんとなくだが見た目からしてかなり聡明な印象を受ける。


 そういえばカシウスってインテリキャラだっけ。


 途中までしか読んでいないのでどちらかといえば、発狂しながら震えてるイメージのほうが強いが、そういえば途中からはどんどんと知恵者になっていったなぁ。


「文字ばっかりの方は難しそうで読んでなかった」


 なるほど、対象年齢が異なる2パターン存在するということなのか。

 で、モニカが好きなのは幼児向けの絵本、この前読みかけたのは文章の堅さからいって十代中盤から後半にかけてが対象年齢と思われる。


「ここにはないけど、すっごい難しい本のもあるんだって、こんなに分厚いんだよ」


 そう言って両手を肩幅に並べる。


『それは・・・相当分厚いな・・・』


 もはや百科事典レベルだろそれ。


「大きくなったら、”街”にいって読むんだ」


 そう嬉しそうに語る表情から考えるに、それが彼女の現在の”夢”ということなのだろうか?

 

 ところで


『右の方とか、下の方にあるのは・・・・技術書?』


 図鑑などに混じって、◯◯学や××論といった明らかな専門書が混じっている。


 それも


『やたらゴーレムが多いな』 


 その殆どがゴーレム工学だのゴーレム複合だのと、ゴーレム関連が多いのだ。


「父さんはゴーレム技術者だったんだって、難しいから読んだこと無いけど」

『あのゴーレム基礎工学って見える?』

「どれ?ええっとこれ?」

『それそれ、ちょっとパラパラっと中を見てもらっていいかな?読まなくていいから』


 その指示に従ってモニカがページをめくっていく。

 一瞬でページが飛んでいくので本来は読めたものではないのだが、そこで出てくるのが俺の完全記憶と思考加速だ。

 流石にリアルタイムに読み込めるわけではないが、おおよそ流し読みする程度には十分だし、詳しくは後から視覚ログを読めばいい。


 今重要なのは、俺の中に芽生えた可能性の検証だ。


『・・・当たりだ』

「・・え?」

『クーディの中にあったあの謎の部品・・・あれゴーレムだ』


「ゴーレム?クーディってゴーレムだったの?」


 モニカが驚いた。

 実は単純にゴーレムと言った場合、その印象はクーディやコルディアーノと大きく異る。

 ゴーレムは土や石の内部を魔力回路化して変形させて作る人形だ。

 

 それなりに高度なことが出来る反面、繊細な構造なので意外なほど脆く、そして鈍重。


 見た目もかなり単純で、殆どの場合は状況に応じて短時間だけ作成される。


 そしてゴーレム魔法の使い手が必ずコントロールしなければいけないため、使い手の存在なしに自立して稼働し続けることはないのだ。


『だが、普通のゴーレムじゃない』


 ゴーレム基礎工学によると、この本が書かれる十数年前に飛躍的に技術が進歩したらしい。

 それまでゴーレム自体を単純な人手として活用していたのが、ゴーレムを制御装置として機械に組み込み始めたのだ。

 ゴーレムといっても、もはや人形などではなく丸や四角の本当に単純な形をした物だ。

 それによりゴーレム自体が稼働する必要も、外的要因に耐える必要もなくなったため、その応用性と耐久性が飛躍的に上昇した。


 制御部分となるゴーレムの作成管理にはかなり高度なゴーレム魔法が必要になるが、可動部分や装甲などのメンテナンスには魔法知識を必要としないため、普通の工場レベルで扱えてしまう。

 制御部分が壊れることは稀だし、そのときは専門家を呼べばいいということだ。

 

 この技術の登場によりそれまで国宝扱いだった長期間稼働できるゴーレムが、街に数台配備できるレベルにまで簡単な物になったらしい。


 クーディの内部にあった謎の部品の正体は、十中八九この制御部品化・・・・・されたゴーレムだと思われた。


 そのことをモニカに説明すると大層驚いていた。

 彼女の一般常識は絵本などから得られたものが殆どで、それらが制作された時期にはまだこういった技術は普及していなかったらしい。


「つまり・・・直せるの?」


 モニカが話の核心を突いてきた。

 彼女にとって重要なのはそこだけなのだ。


『直せるか、直せないかでいえば・・・直せると思う』


 その瞬間モニカの中のすべての感情が一気に好転した。

 だが、俺は厳しい現実も伝えなければならない。


『だがそれは然るべき技術と設備があった場合だ、見た感じ高確率でゴーレム自体の修理が必要になる、そしてそれはとてつもなく高度な事だ』

 クーディの内部にある部品は、少なくともゴーレム基礎工学で登場する技術レベルを遥かに超えていた。

 

『親父さんは相当優秀な技術者だったんだと思うよ、だけど修理には少なくとも親父さんと同等以上のゴーレム技術者が必要だ』


 その宣告に上り気味だったモニカの心が一気に急落した。

 モニカなりにその条件がとても厳しいものだと気づいたのだろう。


『修理するために必要なことはどこかでその技術者を見つけるか・・・・もしくは俺達でどうにかするか・・』

「・・・”俺達”?」


 モニカが怪訝な顔で聞き返す。

 

 実は、同時に”フランチェスカ”の中にゴーレムに関するスキルがないか検索をかけていたのだ。

 そして、運の良いことにゴーレムに関するスキルが幾つか見つかっていた。


 ただし・・・



”スキルを起動できませんでした”


 突き付けられたのは、冷酷な一文。


 ゴーレムに関するほとんど全てのスキルが起動に失敗していたのだ。


『ログによると足りないのは、”魔力操作”と”魔力変質”の精度と”魔法知識”・・・それに身長と手先の器用さ・・・といったところだ、要は全体的に魔法が未熟すぎてスキルを扱えきれないと判断されたらしい』


 そのことを聞いたモニカが黙り込んだ。

 だが意外にも気落ちはしていない。


「つまり・・魔法の知識があれば使えるんだよね・・・」


 あと、身長と手先の・・・・


「お願いがある」


 その言葉を発したモニカの目には確かな火が灯っていた。


『・・・なんだ?』


「わたしを街まで連れて行って」



※※※※※※※※※※※※※※



 野菜を満載にしたソリを家の前に止める。

 大幅なスキルの補正により、想定してたよりも遥かに短時間で回収することが出来た。


 そしてここからが本番だ。


 2台あるうちの片方のソリの中身を全て出し、代わりに肉や調味料、そして生活必需品を詰め込んでいく。

 肉はなんとか昨日のうちに処理できたもの、調味料は調理場から漁ってきた。


 ざっと一ヶ月分といったところか?

 あとは人里で換金できるようにいくつかサイカリウスの毛皮を積み込んでいる。


 俺達はこれからできるだけ真っ直ぐに南に向かって進む。

 そして、この食料が尽きる一ヶ月以内になんとか人が住む領域まで辿り着かなければならない。


 まあ狩りをすれば済む話なので、少なくとも動物がいる辺りまで行ければ大丈夫だろうが。


 このソリを取りに行く遠征で分かったことだが、この周囲の生物の生息状況は壊滅的だったということだ。

 どうやら、この付近にはサイカリウスくらいしかいないらしい。

 一体こいつらは何を食べて生きているのか不思議だが、モニカの話でも他の生き物は殆ど見かけないそうだ。


 そして、その貴重なサイカリウスたちは間違いなく、ここで根こそぎその身を腐らせていっている。

 異臭がするまでには凍り切るらしいが、失われる肉の量はもったいないというレベルではすまない。


 正直、モニカがここを出るという決断を下さなくても、ここには居られなくなっていたような気がするくらいだ。

 いや、ひょっとするとこうなることまで勘定に入れて決めたのかもしれないな。


 とりあえずの目的地は人がいる場所。

 できれば大きな街が望ましい。


 そこで、本格的な魔法をどうにか学んで修理できるレベルのゴーレムスキルを起動する。

 それが出来なくても、どうにか修理できそうな人を見つけて連れて来たい。


 モニカが最後に頑丈な木箱をソリの籠の下の方に閉まった。

 あの中には2体のロボットの心臓部と思われるパーツが入っている。


 おそらくかなりの長期間帰ってくることは出来ない。

 クーディはまだ室内だが、コルディアーノは大きすぎるので屋外に置かざるをえない。

 一応毛皮などで覆って上から雪を載せて固定したので直接外気に晒されることはないが、それでもデリケートな制御機器類を放置するのははばかられた。


 そのため、特に重要そうなパーツを抜き出してこうして手元に置いておくことにしたのだ。

 それに仮に技術者を見つけるにしても、どの程度か見極めるのに修理対象の一部があったほうが探しやすいというのもある。


 まあ、二人の一部を近くにおいておくことで、モニカの精神の安定を図るというのが俺的には一番大きいが・・



「準備はこれで全部?」

『ああ、チェックリストは全て埋まったよ』


 そう言って、昨日二人で作成したリストの最後にチェックを入れる。


「まだやることはある」


 ん?


 何か見逃したかな?


 だがそうではなかったようだ。


 モニカは家の中に入っていくと、迷わず父のミイラのもとまで歩いていき、そしてそのまま抱きついた。

 もちろん父が抱き返すことはない。


 だがそれでもモニカは暫くの間、そうやって親子の別れを惜しんでいた。


「・・・行ってきます」


 小さな声で別れの言葉を告げたモニカは抱擁を解く。

 そしてできるだけ振り返らないように、急いで外に出た。


 外に出た時、目はわずかに潤んでいたが、その顔はしっかりとしたものだった。


 

 最後にソリの固定をしっかりと確認し、ロープを体に結びつける。

 ロープを引っ張るとソリ二台分の重さが体にかかってきた。

 それを俺がスキルを発動させて緩和する。


 最初はゆっくりと、次第に力強くソリが進みだした。




 

 氷の大地をゆっくり進む少女と、それに引かれるソリが2台。


 恐らくこれから暫くの間、この真っ白の世界でこれ以上に変化に富んだ光景は見れなくなるだろう。


 途中、家が見えなくなるギリギリのところで、足を止めモニカが振り返った。

 もうここからは、黒い点にしか見えない。


「・・必ず戻ってくる」


 その言葉に込められた決意の大きさを感じさせる、力強い声だった。


 



 それからまた暫く無言で歩き続ける。

 彼女なりに思うところがまだ有るのだろう、その表情は硬かった。


 そして最後に”家の領域”が終わる”境界”に達した時、久々に口を開いた。


「これからよろしくね」


『こちらこそ、よろしく頼む』


 そのやり取りの後、久々にモニカの顔に少し柔らかさが戻ると。


「えい!」


 という掛け声とともに、境界から最初の一歩を踏み出した。



 この先に一体どんな世界が待ち受けているのだろうか?

 俺の心にも久々にそんな呑気な部分が戻ってきたように感じていた。


 これからどうなるかわからないことだらけだが、一つだけ分かっていることが有る。

 俺はどんな状況になってもこの少女を支えていきたい。



 モニカと、モニカの奇妙なスキルの旅はこうして幕を開けた。


 

(続く)


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