　説明にもありますように、私の作文である「特対班物語（仮）」のプロローグに当たります。特対班物語ってのは、近未来の犯罪都市札幌を守護する特別犯罪対策班——通称、特対班の活躍するお話です。←まんまですね

　特殊な警察の群像劇です。ある程度のお年の方でなら分かるであろう「太陽にほえろ！」みたいなのが書きたかったのです。

　で、その舞台設定となる札幌を二重構造都市にするための仕掛けが必要だったため、生まれたのが＜大空落＞です。

　お分かりになる方は、この＜大空落＞が＜＞に囲まれている時点でお気づきになるかもしれませんが、敬愛する菊地秀行センセーの＜魔界都市＞シリーズからインスパイアされたものです。魔界都市＜新宿＞を生み出したのが＜魔震（デビル・クェイク）＞——地下からであるならば、空から落としてみよう、といった安易な発想です。結果は酷い有様です。札幌、無くなりました(笑。

　ま、そこから復興し、更に十数年以上過ぎた近未来のお話が特対班物語です。

　こちらではまだ一作（しかも、外伝っぽい）しか出しておりませんが、ご興味がありましたら、お目汚しのほどをお願い申し上げます。