第41話 絆創膏

「すいません、絆創膏を2枚ください」

「はい、お持ちします」


 しばらくして

「すいません、絆創膏2枚ください」

「ん?先ほどお持ちしましたよね?」

「はい…もう2枚追加で…」

「はい…」


「また絆創膏ですか?」

「うん、なんだろうね」

「なんか変ですね」

「嫌な予感がするよね…」

「なんです?」

「いや…大丈夫かな?」

「えっ?まぁ、怪我したんですかね、消毒液ありましたっけ?ついでに持ってきますか?」

「いや…バカが怪我するのなんかどうでもいいんだ…なんなら死んでもどうでもいい…部屋…血とかで汚されると落ちないじゃん…掃除面倒くさいじゃない」

「ソッチすか?」

「でも…コンタクト洗浄セットくれって言ってたから…泊まりだよね、俺、今日深夜じゃないからいいや、どうでも、絆創膏5枚くらいくれてやって頂戴」

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