第3話 ほっとけ

 酔っ払いからフロントへ電話がはいる。

「すいません。部屋に入れないんですけど~」

「お客様が買われた部屋は505です」

「そうで~す、カギが掛かってるんですけど」

「……そこ2階ですから、5階に移動してください」

「は~い」

 カメラで酔っ払いを追う。

「おいおい…3階で降りたよ…アイツ」

「もうほっとけ…吐いたら、清掃代貰って警察に引き渡しするから」

「アイツ、デリ呼んでんじゃないですか?」

「知るか!! デリとウチは関係ない」


 結局、自力で部屋へは辿りつけず…部屋へ運んで玄関に放り込みました。

 翌朝…玄関で寝ただけの部屋代を支払い、デリの兄ちゃんにキャンセル料獲られてました。

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