医学部付属樹木病院(仮)

囲会多マッキー

第1話

私の配属されている病院は人間を見る病院ではない。樹木も見る病院であった。最初はありえないと思っていた私であったが、来院する樹木たちを診るうちに私がやっていることは正しいことであると思い始めた。

「先生!」

「なに?」

「急患です。」

「分かった、今行く!」

「早くお願いします。」

私は忙しい毎日を過ごしている。

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