#私の文章でカップ焼きそばを作ったらこうなった。
奈名瀬
第1話 焼きそば『ツン8』 -春-
「焼きそば……食べたいな」
ふと口から出た言葉に
「急になにを言い出すのかと思えば……学食にでも食べに行ったらどうです?」
「……言われてみれば、そうだよな」
椅子から立ち上がり、俺は笠原の傍を通り抜ける。
しかし、部室のドアノブに手をかけたところで笠原に声をかけてみた。
「なあ、笠原。学食行くけど、何か買ってこようか?」
だが。
「お構いなく」
彼女はこちらに見向きもせず、そっけない一言をこぼすとまた黙り込んでしまった。
(まあ、買いたいものがないんじゃ、こういう反応でも仕方ないか)
俺はドアノブを回し、一人学食へと向かった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます