崩壊と追憶

相反する力 崩壊する公園 崩潰する記憶

全てが消え去り 何もなくなった世界で 僕は一人歩く

ふと 目を横にやる 一つのテディベア その口の中に一枚のメモ用紙

白紙一目見た瞬間  頭に浮かぶ様々な情景 


横断歩道からみえる 紫がかった夕日 ひび割れた食器 荒れた草むら

       そして 大切だったあの時の腕時計   

         

         そして僕は思い出す。


ある一つの思いを  崩壊した世界で 泡壊した思いを持って歩き出す。

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