派閥(明治偏)
村上俊介
派閥(明治偏) 1 日曜日の朝目が覚めるとまだユキは寝ていました起きて顔を洗っているとユキに電話が掛かってきて何かを話していましたが、これから水上牧場に行ってくるわというの
派閥(明治偏) 1
日曜日の朝目が覚めるとまだユキは寝ていました起きて顔を洗っているとユキに電話が掛かってきて何かを話していましたが、これから水上牧場に行ってくるわというので、どうしたのと、
聞くと子牛が生まれそうなの多分あと2時間後くらいだと思うはというので、それでは僕もいこうと言うと、いいわよと言って着替えて車に乗り水上牧場に向ったのです、そとは吹雪いて、
います、
今日はバギーも中止だなというと、さつき奥さんが幸一君は家にいると言つていたよと言ったのです、生まれるまで時間があるわ、おばあさんの所で朝食をとりましょうというのでこん、
なに吹雪いているのにやっているのと聞くと、行ってみましょうと言うので車で走り、駐車場に車をいれてドアを開けると、開いたのでやつているみたいと中へ入ったのです、おばあちゃん、
が日曜日なのにご苦労さんだねというので、
後2時間くらいで生まれると思うわというと、めずらしいんだよね冬に生まれる子牛なんてと言うので、そうなのこの寒さをのりきって、くれればいいんだけれどと言ったのです、いつも、
のハムエツッグとコーヒーを飲み一服すると、おばあちゃんが、今日はお客さんはあまり来ないと思うからこのおにぎり持っていって、どうせ余るから夜食にでも食べてと銀紙に包んで、
くれたのです、
ありがとうといい車に乗り牧場に向ったのです、吹雪は激しくなりゆっくり走って水上牧場に着いたのです、おくさんが済みません日曜日なのにというので、いいんですよと言って牛舎に、
行くと陣痛が始まっている見たいで、モー、モーと苦しそうです、ユキが頭をなでてかんばってと声をかけ、聴診器をはらに当ててもうすぐだわといい、ゴム手袋をはめて用意したのです、
暫くすると子牛の前足が出て来たので、両手で掴み徐々に引っ張ると頭がみえて子牛が出てきたのです、藁の上にドスンと落ちると母牛が子牛の体を舐め始めたので、ユキがへその緒を切り、
取り縛ったのです、すぐに小さな声でモー、モーと鳴き母牛が体を舐め終わると、子牛が前足を踏ん張り立ち上がろうとして、何回も転び、その内後ろ足を踏ん張って立てるようになり、
ゆっくり歩いて母親の乳房をくわえてお乳をうまそうにのんだのです、無事うまれましたねとユキがいうと、ありがとうございましたと両親がいい、ユキがお湯で手を洗ったのです真一が、
すご~い、初めて見たよ感動したというと、幸一がいままで一杯みているけど、子牛が母牛のおっぱいをくわえた時に嬉しそうにモーとなくときが一番感動するんだと嬉しそうです、
さあ座ってくださいといい、あたたかいホットミルクを出したので飲んで美味しいというと、両親が喜んでいたのです、ユキに大変な仕事をしているんだというと、ミルクを飲みながら、
惚れ直したと笑ったのです、母牛の初乳に沢山の免疫成分が含まれるので生まれたら48時間いないに2lのお乳をのませるのよと話したのです、暫く様子を見て吹雪きがひどくなると、
いけないから帰りますといい、
牧場を出て稚内に向ったのです、ゆっくり走っていると益々吹雪きは激しくなり前はほとんど見えなくなって来たのです、もうすぐいくと洞窟があるからそこで休みましょうといい右側に、
洞窟が見えたので車を降り、リックサックをかついで洞窟に入ったのです、中は比較的あたたかです、ユキがLEDのランタンを取り出し火をつけて、リックサツクから小さなナタを取り出、
し周りにあった、
木の根っこを切って薪をつくり、石でカマドを作り枯れ葉に火をつけ薪を乗せたのです、飯ごうを取り出し洞窟の前の雪をいれてカマドにかけたのです、火がつくと暖かくなり、
これで寒くないよと言うので、凄いねというと、何年もすんでいるし、牧場から牧場は広いので、いざと言う時の救難道具は必ずもち歩くくのよといったのです、お湯が沸いたので、
コーヒーをいれ真一に渡したのです、
一口飲み暖かくて上手いというと、そうだおばあちゃんからおにぎりもらったんだと、リックサックから取り出し真一に渡したのです、吹雪は益々激しくなって来たのです、この分では、
当分動けないわというので、ここに泊ってもいいよというと、多分そうなると思うとユキが笑ったのです、毛布を取ってくるはと車に行き持ってきたので二人で身体に巻いたのです、
外にイナズマが光ったので、冬のイナズマかこれもめずらしいなあというと、ユキが始めてだわこんなのといったのです、真一がおばあちゃんからおにぎりもらってよかったねと笑う、
と、まだあるのよとリツクサックから水筒を取り出し、コップに次ぐので飲むと日本酒です、上手いというと体が温まるわよ、チーズもあるのよと渡したのです、それから吹雪は、
全然止む気配はなく、
時間を見るともう夜の9時すぎです、ユキがごめんねというので何言っているのとユキを抱き寄せ、抱き合ったほうが温かいだよと横になったのです、イナズマも激しくなり、ユキは段々、
不安になったのですが、真一は平然としています、まくらもあるのよと、空気まくらを取り出し膨らまし頭にしいたのです、その内二人とも寝てしまったのです、まぶしい光に目をさます、
と朝日が差し込んでいます、
そとに出ると昨日の吹雪がうそのようです、真一があれ車がないというので、見るとどこにもありません、まさか雪の下になるはずはないと思いさがしましたが、忽然と車が消えたのです、
スマホを見ると圏外になっています、ユキのスマホも圏外です、一面雪の原っぱで道は何処にもないのです、電線も道路標識も見えるはずの牧場のサイロもないのです、ユキがどうした、
のかしらと言うので、
毛布を折りたたみついていた紐で縛り肩にかっいで、方角はわかるよといつてライターに磁石が付いているからと見てあっちが北だよ稚内北西だからともかく行ってみよう、何処かに、
国道があるはずだと歩き始めたのです、下はアイスバンになっており、二人のクツは寒冷地仕様だから、アイスバンでも簡単に歩けるのです、多分稚内から車で30分の距離だから、
15キロだろう、
4時間はかかるよと言ったのです、それから4時間あるきましたが何もないのです、そしてさらに二時間歩くと海が見えて来たのです、左に見える小高い山は何となく見た事があります、
ここはどこなのと聞くので、入り江になっているので、ここらあたりが港のはずだがといい、見てご覧あそこの岩山に洞窟があるだろう、あれは稚内港にあった洞窟に似ていると、
いうと、
どういう事と聞くので、ここは開発される前の稚内かもしれないと言いい、ともかく荷物を洞窟において、回りを調べてみようと歩いたのですが、人はおろか家お船などは何にもない。
のです、何か食べるものはあるのと聞くと、お湯をかけて食べるカップメンが少しとチョコレートだけよというので、何かいるかもしれないと海の岩場に降りてみると、毛蟹が沢山、
いたのです、
5匹を捕まえてこれで今夜の食事は大丈夫だと言うと、どうしょうとハンベソかくので、食べるものさえあれば大丈夫だよと笑うと、本当にのんきなのねというので、こんな時はあんまり、
深く考えないの、じっくりまてば何かいい方法があるよとユキの顔をみると、そうね、考えてもしかたないよね、真一さんがいるから大丈夫だといい、カマドを作ってカニを茹でようと、
カマドを作り薪に火をつけて、飯ごうに毛蟹を入れたのです、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます