5日目 最高の日
大人になりたくないと
泣いた日があった
大人になれば
楽しいことも沢山あると
励まされた日があった
今より楽しい日があってはならない
こんなに狭い世界で生きる私を
あの時は子供だった
あの時はあれだけで十分
楽しかったのだと、そう
俯瞰するような自分が
近づいて来るのが許せなかった
大人になった今
あの輝くような日々を
超えるような日が来ることはないと
そう確信して思える
大人になりたくない
今ある鮮やかさを
鮮明なままでしまって
壊さないでいたいと泣いた日は
私の中で輝いている
あの日の輝きは特別なもので、
どんなに輝く今であっても
再現することはできない
あの時だけの日々
今こんなにも
重ねて良かった日々だったと
そう思えるのは
あの日があって
あの鮮明さがあったから
ありがとう
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