嵐の海で
全異矛盾常
知りたかっただけ
『嵐の海でなら……』
俺は、知りたかったんだ
私は、知りたかったの
“白水”がなんなのか
なんで皆が“白水”を怖がるのか
知りたかっただけだった……
“白水に入るなよ?”
狩りに行くと父さんが俺に言う言葉。
“白水に触れちゃダメよ?”
私のお母さんが最後に言った言葉。
ねぇ何で白水を触っちゃダメなの?
なぁ何で白水をそんなに怖がるんだ?
ねぇ……
なぁ……
私は、俺は、知りたかっただけなんだ
だから……あの日
俺は
私は
『嵐の海』に行ったんだ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます