16.吹黄刀自《ふきのとじ》

天武天皇てんむてんのうの時代、十市皇女とおちのひめみこが伊勢神宮に参拝した時、吹[草冠+欠]刀自ふきのとじ波多横山巌はたのよこやまのいわおを見て詠んだという。


川の岩群いわむら草生くさむさず 常にもがもな常処女とこをとめにて


☆意味☆

川の上流の清き岩々には草が生えておりませんね、気持ちもこのようにずっと純粋な常処女とこをとめのようでありたいかも。


プチ解説:

吹[草冠+欠]刀自ふきのとじがどんな人物なのかは不明。

日本書紀によると、十市皇女とおちのひめみこは天武天皇即位4年目の春、阿閇皇女あへのひめみこと共に伊勢神宮へ参拝したという。

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