第9話

非常灯がついた為に周りが普通に見えるように成っていた。

多くの人間が怪物と戦って倒されている中 鼓膜を破る程の激しい爆発音が起こった。

建物の壁が手榴弾によって爆破されたのだった。


「ヘッヘ~、やったぜ」

「ヨッシャーッ、ここから早く逃げるぞっ」

拳銃と手榴弾を隠し持っていたヤクザは、穴が開いた壁から外へ逃げ出そうとしていた。

「ウッヒャハッ、やったぜ~」

ザクッ、スーススー、

「ウッ!?・・・」

胸を見た、刀が体を突き抜けていて、見えない力に体は、建物内に戻された。

壁がみるみるうちに黒い物!?に埋められていった。

穴がふさがる!?


集まった周りのヤクザが怖さから、目を丸くしていた、立ち止まったり、後ずさりしていくものもいた。

ある者は、正面から頭から一本斬りされ、また、ある者は、逃げ出す瞬間に後ろから、十文字斬りされ、また、ある者は、立ち向かい、銃を持つ右手首を斬られ武器を落とした瞬間に左腕を斬り落とされ、右腕で左腕をカバーしようとした一瞬に右すねを斬らた。

「アーッ」

「逃げるなんて、もってのほか、また未熟者なのに敵にしつこく立ち向かおうとするな、修行が足らん、殺されるぞっ」

低い声を聞いた瞬間にその場に居た最後の一人は、首をはねられた。

その場に居たのは、血の気の多い名も無き人斬りや凄腕の名の知れた剣豪の侍達!?の群れが居合わせていた。

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