第7話

トトンッ、特に長い薙刀( なぎなた )を持ったゴツイ男が、立ち止まっている四人を目掛けて、グルングルンと振り回して走って来たのだった。

ピュルルーン、グシャッ、ドサ~、ゴロゴロ~、何が起きたのか分からない位 突然だった。

そして四人は、見た!? 現代では、信じられない機械人間の壊れた下半身だけの死体を!?


「何だ~!?」

「・・・!?」

「何なんだ、これは!?」

出来事より、目の前の光景が彼等を脅かし、無口にさせ、凝視させられていた。

結果的には、怪物!?がマシーン!?を常識離れしたスピードと力でマシーンを壊したのだった。


暗闇の中から怪物がマシーンを追って突然に飛び込んで来るような勢いで、怪物とマシーンが、至るところの壁から何匹!?も何体!?も出て来たのだった。

「グガオーッ」

「オオオー!?」

「オアー!?」

「ワァー!?」

カチャン、カチャン、カチャン・・・!?


ゴリラの体にライオンの顔、そして背中には、多くのとぐろを巻いたヘビの体を持った怪物は、消えて移動し、現れる時に原色だらけの怪しげなミステリーサークルの模様を壁や床に彩らせた!?

マシーンや人間を潰したり、裂いたり、喰い千切ったりしたりした。

唾は、タイマー付きの高圧電気処刑台だった。


マシーンは、人間や刀には、断然に強かった。

人間の思い込みで頭部や左胸を攻撃しても、致命傷を負わせる事は、なかった。

体型が人間に似ていて武器を持ち、早く、切れが良い為に怪物より、恐い存在に成っていた。 また強固な金属の体の為 倒すのが一対一では、絶対に不利な状態に成っていた。


パニック状態の戦場の人間の頭では、どこをどうしたら、倒せるかは、全く解らない状況でいた。

生死は、神のみぞ知る、時の運だった。 恐怖だった。

人間がマシーンや怪物に次々と倒されていく。

時が経つにつれ、人間は、派閥を無くし、協力し合うように成っていった。


蛍光灯の電気が消えて、真っ暗の環境にされる。

人間達は、どよめいた、目を開けてもつむっても真っ暗の世界が永遠に続いた。

やがて声を出し合うようになる。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る