第28話 スキル
「さて、お互いの自己紹介も終わったし、次はスキル紹介といこうか。」
スキル説明か。俺の場合なんて言えばいいんだろ?まぁそこら辺はノキアがうまくやってくれるか。
「まずは言い出しっぺの僕から。僕のオリジン
ほー。つまりはノキアのスキルの劣化版みたいな感じなのかな?そんなノキアはリクの言葉を聞いて考え混むような仕草をみせた。一体どうしたんだ?
【先ほどみせた何もない空間から剣を出したのは貴様のスキルではないのか?】
ノキアはさっきの戦いで起きた出来事について語っている。でも確かにそうだ。さっきの戦い、
「あー、あれね。あれはスキルというより、
持ち物?どういうこと?
「ほらここ見て。
リクはスティアの電源を入れ
「あれは
「えっ!?じゃああのでかい剣はあそこから出したの!?でも大きさが…」
「あの袋の中は四次元みたいになってるらしくて、
あははとリクは笑っている。なるほど。そんな便利なものを持っているオリジンもいるのか。
「あっと、次は俺か。えーっとノキアのスキルは…」
と、俺が説明しようとしたところで
【私のスキルは『
「…えっと、まぁそんな感じ。」
なんで俺に説明させてくれないんだ?もしかして、俺がノキアのスキルを覚えてないと思ってんのか?
「へー。
「…なかなか使えそうだな。」
おっ。なんか褒められた。
「次は私ね。バルメラ。出番。」
【おうよ。俺様のスキルだな?俺様のスキルは『
ガハハッと笑いながらミッコのオリジン、バルメラはそう告げた。ってことは、バルメラの腰に下げてる拳銃も、絶対に当たるってことだろ?それって、なかなか強いんじゃないか?
「さて、最後はカズマだね。」
「我の名は
イービルアイ?
「『
ああなるほど。あれ?そういえば…
「なぁ。俺、まだカズ…
「ふふふ、我の使い魔が見たいというのか?よかろう!貴様も我がマスカレードの一員だ!特別に見せてやろう!」
マスカレード?なんだそれ?
「カズマ。このチームの名前はマスカルだって言ってるでしょ?」
「カズマではない!
「はぁ。まぁ、気にしないで。」
は、はぁ。いいのだろうか?
「まぁよい。我が使い魔だな?いま召喚してみせよう。来い!我が忠実なる
カズマ。もとい
「ふふん。光栄に思うがいい。我が使い魔をその眼で見れたことをな!」
うっぜぇ。
【…ネヴュラ。よろしく。】
「え?あーえっと、はいよろしく。」
「ネヴュラは基本無口だから、返事がなくても怒らないでね。」
リクは頬を掻きながらそう言った。無口な人なんだ。そういう人は何考えてるかわからないからなー。ちょっと苦手かも…
【以上で説明は終わりか?ならば1度家に帰らせてくれないか?あまりに説明が多いと、アスカの頭が破裂するのでな。】
「するわけないだろ!」
急に何言ってんだよ!?ほらミッコさんまたお腹抱えて笑ってるよ。
「うーんそうだね。ここまでいろいろ説明しちゃって疲れちゃったかもしれないし、続きはまた今度でいいか。」
リクはノキアの言葉に納得したように話を終わらせようとした。いや、別に大丈夫だって。これくらいで頭がパンクしないって。…多分。
「さて、それじゃあ話はまた次回ということで。アスカ、連絡先教えてくれる?」
ああそっか。連絡先がわからないと、次どこで待ち合わせとかも決めれないしな。
「いいですよ。これが俺の連絡先です。」
俺はリクと連絡先を交換する。
「はいオッケー。それじゃあまた後で連絡するよ。」
「私も私も。」
「我の黒き名簿にも、貴様の名を記させてやろう。」
黒き名簿ってなんだよ。そうして俺は、ミッコと
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