ウタタネとソラと恋の歌
ポルカ、眠れるか
逆巻く夜に、君は
僕の頭上には 噛みつかれそうな
細すぎる月がゆれてるよ
ポルカ、目を閉じてるか、逆巻く夜に、君は
ヨルニ、
どうしようもない色彩の竜巻が
あなたを空の彼方へ連れていってしまいそう
ヨルニ、明暗だけの夜にいて
わたしの影だけを見ていてほしい
ノルタ、きみの歌が
きみのか細い恋の歌が
あかつきの水面をつきぬけて
たそがれの彼女まで届くといい
そうさ、ノルタ、きみの歌は
夜の海原を出ていかねばならない
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