第17話 俺は森を進む……
俺は門を出た先にある森に入った
「…………」
冒険者の試験は泥人形を討伐することだ……それ以外は対象外ってことだろうなぁ……
「…………」
なら他は無視で行こう……はやくなりたいんだ冒険者に……したいことがあるからなぁ
「……うわ! きも! 虫!」
ムカデみたいな虫がいた……俺は虫が嫌いだ
こう言う経験あるだろうか? ある日俺は母親が残していたミルクカーフィーを見つけた、
「……飲んじゃお♪」ということで飲むすると……口の中に固形物がある、「……ん? 角砂糖?」と思った俺はコリコリと口の中で転がした……でもなかなか溶けない。おかしいと思い口から出してみると………
大きなハエの死体
「………………………うぎゃーーーうえーー」
皆んなもあるよな!
そういうこともあるが、基本気持ち悪くて嫌いだ
「……泥人形いねーなー」
かれこれ30分ぐらい歩くが見つからん
「……どこにでもあるような雑魚じゃないのか?」
俺は疲れたので気にもたれかかり休憩することにした
「……はぁ〜ダル」
俺はデブだ……普段動かないので森の凹凸した地面がきつい
「……もう疲れたー」
俺はポケットに手を突っ込む
「……あっ! そういえば無かったんだよな……
スマホ」
いつも離さなかったスマホがここにはない
「……暇だな……荷物確認するか……」
俺はその場に持ってきたものを並べた
「……剣に? 名前わかんないが回復系のビンか……少な」
まぁ? タプねーしな買いたい物とかあったところで買えんしな……
「……剣ってなんかカッコいいわな」
俺は剣を持ち、剣道の最初のポーズをとる
「……メーン」
刀身がめっちゃ揺れる
「……コテ!」
メーンと同じ振りで振るう
「……やばい全然扱えねー、こういうのって剣が震えちゃいけないんだよな……」
なんとなくな知識で思考する
「……でもカンスト99だしぃ〜ブレても余裕だろ……そういえばカードの中身読まなかったな今まで……見てみるか……」
「……スタスオン! シュパ!」
俺はスタスオンでカードを出した、そして受付嬢ちゃんのしてたようなキャッチみたいなポーズをした
「……ドヤァ……可愛かった」
俺はあの時を思い出しニヤける
「……よし! 見るか……俺のカンステを♪」
ニヤけたブス顔をさらに歪ませ口角が上がる
名前 ケイゴ
職業 脚フェチ
レベル 99
ステータス
体力 999
魔力 999
攻撃力 999
魔攻撃力 999
物理防御 999
魔力防御 999
速さ 999
運 999
おお! レベル99だぜ! ヒャッヒー♪
ステータスもオール999だ♪
ちゃんとなってるじゃん! 流石! 女神様♪
………ん?
なんかおかしいところない?
ここだよここ
職業 脚フェチ
見間違いかな? ゴシゴシ
職業 脚フェチ
「…………脚フェチ……えぇーーー?!」
おいおいどうなってんだこれ! おかしいだろ!
職業が性癖ってどうなってのん?
……ん? なんかまだ下がある
ケイゴさん♪ 異世界どうですか?
私はあなたを見ることが出来ませんが、楽しんでいただいてると私もうれしいです♪
それと……私からのプレゼントがあります!
ケイゴさん専用の職業ですよ? 喜んでいただけだでしょうか? ではまた会う日まで♪
女神様より
「………女神様ー! イタズラしちゃダメですよ〜〜」
俺の声が森に響いた……だって女神様だぜ?
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