天球儀の極北



戯れで

世界が一日止まるなら

今日を止めたい初デートの夜


夏祭り

観たこともない シアワセな

映画のようだと笑ったね


恋 噂

だけじゃないんだ社会とか

どうでもよくなく 女性は荒れ野へ


おんなには

たとえバカだとわかっていても

やらなきゃならないときがある


泣かないで

許してくれとはいわないが

駆け去る背中で 謝る夕暮れ


指切りを

してよね誰も恨まないでね

いつでも笑っていてねさよなら


絶望で

真っ暗闇の世界でて

さかさま広場をはしゃいで探そう




最愛の

出逢いの瞬間 振り返る

ありふれた日々に初めての人


魂が

痛み 苦しみ 病み 震え

見捨てたくても 守る プライド


お別れと

最後の嘘は 大丈夫

涙こらえて 伝えてみるから


弱音のあと

両手両足大きな動作で

前と上みて 歩く 気高く


抜け出す地

実弾こめたリボルバー

しがらむぬかるみ打ち抜き駆け行く


凪の海

ぬるめにしずんた難破船

翔べよ 極北 天球儀の果て














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