裏話
なかなか試合が始まらないことに痺れを切らした様子でベンドラは言った。
「ふむ。なかなか戦いが始まらないな」
ベンドラを落ち着かせるように恭爾は言葉を返した。
「まぁ待たれよ、ベンドラ。直に始まるさ! ガッハッハッ」
クリフィナは恭爾に続いてある1人の事を見るよう皆を促した。
「皆さん〜よぉくぅ見てください〜あの人凄いですよぉ?」
「うわ! 1人で何人殺る気だ?」
クリフィナの言葉に従ったバルドは、驚くべき光景を前に思わず言葉を漏らしていた。
驚くバルドに蝶來は言った。
「我、担当」
バルドの反応を見た他の神々もその1人に注目しだした。
すると、他の神々も言葉を発せずにはいられなかった。
「さぁすがに、あぁのような能力は強すぎたのでぇは?」
「……問題……無い、蝶來……言った」
「流石に問題があるような気がするのですが……」
「私もケリュセスと同意見です。あれは問題があるでしょう」
皆が口々に言う中、空気を読まずバルドは自分の担当参加者を見るよう皆を促した。
「おいおい! 俺の担当もある意味すげぇぞ! 見てくれよ! クズがいる!」
「はしゃぎ過ぎだ! バルド!」
ベンドラはバルドを注意するが、バルドにその言葉を聞く耳を持たないようで、なおも騒ぎ続ける。
その様子を見て、バルドの担当を見たクリフィナは率直に思ったことを言った。
「すごいのですぅ〜腐ってます〜」
そこにはJKに向かって胸の下辺りを見せるよう要求する高校生男子の姿があったのだった……
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