天使喪失
何ものにも染まらない
うすあおい孤独を抱いて
天使が眠る
色とりどりの
唯一、白いままのその存在を
憎みながら覆い隠す
それは
荊姫の物語に似て
非なる物語
何ものにも染まらない
うすあおい孤独を抱いて
天使は眠る
安らかな眠りを
妨げるものの影に怯えながら
眠りの
唯一、白いままの危険に
秘められた魔の匂いを
天使は眠る…
偽りの清純の中で
目覚めまでの刻を
静かに呼吸する
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます