鬼の舞
江戸端 禧丞
第1話
「ポイントF1〜2651完了」
〈御苦労、帰還せよ〉
「了解」
なにかしらの報告を終えると、彼等は闇へと溶け込んでいった。その闇のずっと先、夜の闇よりも黒い
一族の中で重要な地位にいる存在が、
そこへ真っ先に向かったのは、
「ちょっ!今回のは僕のせいじゃないでしょーっ!?ねえ!お願いしますよっ!首がまた増えるーっ!!!」
「相変わらず賑やかな首だなストラーナ、どうせ
「……えぇ、そりゃもう」
「先にぶった斬って正解だったな。で、もう首が
ストラーナと呼ばれた男性の、血で真っ赤に染まった胴体の前で組まれた腕が、大きくはない風呂敷を抱えている。
「便利だから持っておいて損はないですよー、予備も一応いくつか入れておきました!」
すっかり
目の前にある物がなんの為の
「あの
「
「…まぁ良いだろう、お前達、
一度振り返ってその場にいる者達に言葉を残すと、
.
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