eコンバット交陣 禁止事項と公式ルール

 潔い勝負を見せる場、‟御前試合”を想定しており、場外は認めません。

【禁止事項まとめ】

 転倒による脳震盪の防止のため

 1. 過度な斬撃・打撃

 2. 競り合う目的の刀の押し込み、繰り返し、力任せ

 3. ハイキック

 裂傷による感染症の予防のため

 4. 相手の身体の掴み(但し腕を抑えるのはOK)

〔刀身の棟(刃が付いていない方)を押さえるのは禁止せず、刀身を掴むのを禁止します。

 理由は、もつれて怪我をする為です。

(故意ではなくとも柄で相手に当ててしまったり、思わぬ転倒により怪我をする恐れがあるからです〕

 5.柄頭(つかがしら)が肩以上の位置にくる突き


 以上を禁止とし、減点3点とします。


 また安全のために途中の仕切役の「注意」などの指示がありましたら、以後従うようにお願いします。


以下は2017年9月超人スポーツ協会認定申請時点でのルール


1. 競技用具について

1-1 模擬刀

1-1-1 模擬刀は当競技委員会が指定した竹刀よりも重く安全でなおかつ形状は刀の見た目に限りなく近いものを使用する(以下交陣刀と呼ぶ)。意匠番号第1497910号「武術競技用模擬刀剣」平成26年4月18日登録

1-1-2 競技においては、当委員会が規定した長さの複数の交陣刀を用意、もしくは競技者が持ち込んだ交陣刀を当委員会が検査して認定したものに限り、使用を認める。

1-1-3 競技者は、アスリート精神に則り、いかなる不正改造も許されない。

1-2 電脳具足

1-2-1 電脳具足とは、競技者が装着するIT技術を盛り込んだプロテクターのことであり、これに関しても1-1-1から1-1-3同様に当委員会の規定に則るものとする。

1-2-2 電脳具足を用いての公式試合は、事前に当委員会認定のインストラクターにより出場許可が下りた者に限り出場できる。

2. 競技者について

2-1 競技者

2-1-1 競技者は、当委員会の掲げる理念に同意するものとする。

2-1-2 当委員会は、競技者に対して競技大会ごとに競技同意書を使用して同意を求めなければならない。

2-1-3 競技者は、電脳具足を用いての大会出場にあたっては、当委員会が指定した色の紐を兜の後頭部位にくくりつけるものとする。

2-2 競技参加認定

2-2-1 当委員会が主催する稽古会に参加し、競技参加認定を受ける。

2-2-2 当委員会は、競技同意書内において、競技参加認定の有無における確認をしなければならない。

3. 運用について

3-1 電脳具足の運用について

電脳具足を用いての公式試合は、インストラクターが認めた選手が電脳具足を用いずに行う大会で、ある一定の基準に到達した者に限り装着して行える。

3-2 電脳具足を用いての公式試合は、プロジェクター一式、パソコン一台、二人の競技者、電脳具足二式、交陣刀三種×二本を用意し、審判を一人つけた合計三名で行う。

3-3 競技者は、インストラクターに教授された方法に則り、交陣刀を用いて電脳具足に設定された有効反応区域へ攻撃を行い、審判が制止したらすぐに離れなければならない。

3-4 競技者は、アクロバティックな動きや、故意な前転・後転・側転などの行為を行ってはならない。

3-4 武器を落とした場合、審判の制止が無い限りノックアウト音が鳴るか時間切れまで競技を続けること。

4. 競技フィールドについて

4-1 競技フィールドは、当委員会が事前に規定した広さで行い、最低、一番長い交陣刀が一足一刀以上で相手の体に到達する距離とする。

4-2 競技フィールドは、競技エリア、観戦エリア、機器設置エリアの別を明示し、安全な運用に細心の注意を払う。

5. 競技について

5-1 クラス

5-1-1 16歳未満 当競技は、16歳未満はキッズコースとし、電脳具足を用いての大会には参加できず、その代り、交陣刀を用いての寸止め試合にのみ参加できる。なお、男女による別はない。

5-1-2 16歳以上 16歳以上の認定選手は、一定の技術基準に到達したことにより、電脳具足を用いての公式試合に参加できる。なお、男女による別はない。

5-2 競技時間 

 1試合に行う競技時間は、3分1ラウンド×3ラウンドとし、1ラウンド内に3本相手に入れたか、または3ラウンド合計で3本先に攻撃が入った時点で終了とする。

5-3 勝敗

 当委員会における「一本」とは、電脳具足の兜に設置してあるLEDライトが全灯するか、モニター上のアバターの体力ゲージが満杯になり、ノックアウト状態になって爆裂音がした時のことである。(チップ・ダメージ(青)やミドル・ダメージ(黄)は、時間経過とともに回復する設定であり、また、チップ・ダメージやミドル・ダメージの合計により一本判定になる場合がある)。

 双方が全ラウンド中一本も取れなかった場合は、当委員会が選定した人員により、芸術判定を行う。

 なお、電脳具足を用いての勝敗は、今後電脳具足の運用プログラムアップデートにより変更の可能性あり。

6. 禁止行為

一条 アクロバット及びアクロバット類似行為

前転 後転 側転 後方転回 前方転回 側方転回 空中転回

ニ条 規定以外の部位への打撃行為

頭部への過剰な強さの打撃

側頭部 後頭部 下腹部への意図した打撃

プロテクター以外の部位に対する意図した攻撃

(例外あり・・・競技種類によっては小手部位への斬撃や下腿部への足払いを認める)

三条 特殊な状態への打撃

手足三点以上を地面につけている相手への打撃

片手を上げて降参合図をしているものに対する打撃

四条 故意に武器を投げ付ける行為(例外予定あり・・・専用投機武器等)

五条 対戦相手の武器をひっぱりまわしたり、奪ったり、拾い上げる行為(相手の武器を自分の武器で打ち落としたり、素手の状態で相手の武器を抑えたりすることは可能)

六条 ノックアウト音を無視した攻撃(ノックアウト音がしたら一旦離れなければならない)

七条 委員会規定の礼法礼式所作を無視した行為

試合 前 中 後 に於ける挑発行為

規定外の服装や装備を用いての参加

競技者、審判に対する誹謗中傷その他暴力的言動

八条 委員会の検査した道具以外を持ち込む行為(検査に引っかかったものは大会終了まで委員会が保管します。故意に悪質な改造が施されたものを持参した場合はペナルティーがあります)

九条 審判及び委員会の判断を無視する全ての行為            

以上



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