涙も忘れて

向き合えなかった

自己を引き裂いて

あなたの眼前へと

掲げ差し出したら

あなたは憐れだと

笑うのでしょうか


眼を逸らさないで

真っ直ぐ向き合い

変わっていたなら

私はあなたの手と

手を携えて未来あした

行けたでしょうか


総ては結果論だと

笑って終わっても

終らない後悔だけ

私の手の中に残る

それは透明に澄む

ガラス玉のように


忘れられた純心を

きらきらと映して

もぬけの殻になる

私の奥底へ転がり

カシャリと砕けて

消えるでしょうか


報われはしないと

微かに震えながら



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