溺れる

沈んでいく夢を見た

どこまでも どこまでも

暗い水底へと


底知れぬ暗闇は冷たく

それよりも冷たい心は重く

沈下するままに落ちる悪夢は

果てがない


水面の記憶はとうに失い

どこまでも どこまでも

闇は深まるばかり


唇は何も紡がず

指先は何も求めず

目も耳も心も閉ざしたままに

逃げていくのだ


どこまでも……




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