初恋のあと

覗き込んでも 見えやしない

真実は何一つ 映らないから

偽りの鏡だよ 早く気づいて


呪文のように呟き続けた

きみには届かない言葉たちを

泣き顔なんて見たくなかったから

僕に出来ることを探していたんだ


囁いても気づかないって

知っていたけど声を枯らして

木霊のように響き返る愛に

いつか振り向いて欲しかったから


覗き込んでも 見えやしない

真実は何一つ 映らないから

偽りの鏡だよ 早く気づいて


気づくべきだったのは僕のほう

蜃気楼のように逃げていくきみ

笑い声だけが煌めいて

お伽噺は終わりを告げた



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