ちょっと待って、全然わからない。なにを書いても、ひとりにも読んでもらえないって、どういうこと。 ここは、大都会の孤独の万華鏡?
第2話 そうなのよ。これなら、わかるわ。読んで頂いたけれど、気に入って頂けなかったんでしょ?それは仕方ないことじゃん。でも、まぁ、ちょっと、ね?悲しいんだとはいっとくわ。
第2話 そうなのよ。これなら、わかるわ。読んで頂いたけれど、気に入って頂けなかったんでしょ?それは仕方ないことじゃん。でも、まぁ、ちょっと、ね?悲しいんだとはいっとくわ。
なら、あとは、私の詩。
これだけじゃん。
私が、頑張って、詩を書きゃいいんだ、
それは、頑張れ。
で、だ。
こんな、重い想いに、心掻き乱され、
パニック、パニくる?
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何もかも負けて、
本当に何もかも負けて、
そういう情けなく弱くって、
こんなにも傷つくぷにょぷにょの心を持っている
私の柔らかな感性さえ、
ただのかたくなな心の汚れた陶器だと思い知らされ、
悪魔のは、もっと色とりどりな、
柔らかく、豊かな感性を持っていると思い知らされ、
私は決して、
一生かけても、その悪魔に及ばないと思い知らされ、
もはや憎しみが、ど真ん中。ほか。
感情の持って行き場がなくなってしまった。
だから、憎んだ。
憎んだんだよ。
この、悪魔め。
私の心をもてあそんで、
可愛い小声で笑っているのか。
少し、震えて、
少し、泣きながら。
ああ、
私が驚きながらも、
ちっちゃく笑っているのは、
初めて悪魔の心に触れられ、
悪魔にも私の両腕を掴まれ、
(痛い、痛いって。)
ああ、そうだね、それなら私にも、
少し、
少し、だけど、
ほんの少しだけど、
悪魔の寂しさが
聴こえた気がしたから。
────────────────────
このとき、
うたった悪魔の部分を、
『あなた』に変えさせて頂いても
ぜんぜん、いいの。
そんな、重い想い、受け止められるなら、
辛抱、我慢、概念、空言、すべて、だ。
すべてひっくるめて、私は
あなたのなかに住みたい。
ハハ、
あなたに、なりたいのさ。
ええ、あなたに、…………
あなた、って、だれさ?
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