第3話「厨二病」

前回のあらすじ

前回、直井が厨二病だった!

「俺の名は直井潤、だがそれは人間世界での名だ。本当の名は、ブラッド・ブレイクだ!」

直井(ブラッド・ブレイク)が決めゼリフのように言った。

その時の表情を僕は1回も忘れたことがない。

「さぁお前の名はなんだ!」

直井はかなり僕に期待してる。

何故そこまでして僕にこだわるのか?

僕にはよくわからなかった。

「ぼ、僕にそんなか、かっこいい名なんてないよ...」

僕はとぎれとぎれに言った。

「そうか、じゃあ今日からお前はダーク・レインだ」

ついに勝手に決められてしまった。

僕はその名前をすごいダサいと思った。

多分これが普通の人の思っていることなんだろう。かっこいいと思ってるやつは直井ぐらいしかいないと思う。

「うわぁーかっこいい名前だね!」

僕は棒読みで言ってしまった。

「だろ!俺のネーミングセンスは最高だからな!」

なにが最高だよと僕は思った

「さぁ見てくれ!これが俺の必殺!

ブラックサンダークラッシュ!」

「...」

あたりが静まり返った。

何も出来ないだろうと思っていたが少し期待していた自分がバカだと僕は思った。

まぁここからあんなことが起きるなんて誰も考えていなかった...

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