ミックマック

 このエッセイ読んでるってことはある程度映画が好きなお人ってことでよろしいですよね?


 てことはもちろん『アメリ』は常識としてご存じですよね??


 え、知らない人いる?

 え、ちょ、何しに来たんですか? お引き取り願います!!

 帰れ帰れー!!!!




 ふう。


 はいこちら、あの『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督作品!!


 カラフルでクレイジーで最高にハッピーなフランス映画でございます!!



 レンタルビデオ店で働くバジル(超かわいいこの名前)は、父親は地雷で死んでしまい、自身は頭に流れ弾を食らっていつ死んでもおかしくない身体に。ホームレスになってさまよう彼を、廃品の中で暮らす寄せ集め家族たちが迎え入れる。


 そんな彼はある日、運命的に出会ってしまうのだ。


 父を殺した地雷の武器製造会社と、自分の頭に入っている弾の製造会社に。



 彼は決意する。

 ふたつの軍需企業への復讐(イタズラ=ミックマック)を!!!





 もうね、まじで最高よこれ。


 『ホーム・アローン』でどきどきわくわくしていた子ども時代にかえったようだわっ!(ちなみにあれ、最近観返したらびっくりするくらいしょぼかったよ……大人目線だとああも印象が変わるのか……我が成長がにくい)


 カラフルな色合いがかわいいし、バジルのおおらかな性格も観ていてすかっとする。で、手伝ってくれる家族の面々がなんとも面白い。つうか、黒人の利便性高すぎだろ(笑)

 ちなみに演じているのはオマール・シー。『最強のふたり』や『サンバ』や『ジュラシック・ワールド』でもおなじみの注目俳優です! 目が離せませんねえ。




 てか、長年の謎なんですけど、


 フランス映画って、なんでセ○クスをあんな風に描けるの……。

 日本やハリウッドだったら「ほらほら、ロマンティックでしょ?」「セクシーでしょ?」「いっそアーティスティックでしょ??」みたいに演出しがちなところを、


「「「交尾!!!!!!」」」


 ってかんじで描くんだもの……やっぱ民族性あなどれませんわ……。


 きらいじゃない。




 細かいことは気にしない、

 すかっとするイタズラ映画、ここにあり!!!

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