メッセージ
やっほー日本のみんな!
そうこれは、ばかうけに影響されて作った映画なんだ! はは!
なんて監督がジョーク言うような宇宙船が襲来してくる映画、メッセージでございます。襲来はするけど襲撃はありません。宇宙人、コワクナイ。
この映画、なにがすごいって緊張感が半端ない。
主人公と一緒に心臓ばくばくして死にそうになることうけあいです。
すげー。
地上のあちこちに宇宙船が来るものの、理由も目的も全くわからない。言語学者の女性が意思疎通のために呼び出され、宇宙人と対面します。
言語というのは不思議です。
文化圏によってまったく異なり、ジェスチャーやイントネーション、表情で意味合いがまったく変わってくる。だからこそ、未知なる宇宙人の言語を解読するために実際に会い、すべてを加味しなければならない。
ちがう文化圏の言語を習得するとその人の考え方が変化する、という研究結果があり、この映画はその究極を体現しています。
三次元を生きる人間が、四次元を理解する宇宙人の言語を理解したとき、彼らと同じように四次元を理解することができるようになる――。
まさにそういう映画なんですよ!!!!
宇宙人の次元がいっこずつちがう設定が、もう、いい!!
宇宙人の持つ表意文字。二次元たる平面に書き付ける人間とちがって、空中にイカスミみたいな三次元の文字を書きあらわします。
で、我々人間は「立体」たる三次元に住んでいますが、「高さ」には限界がある。重力には勝てませんから。しかし、宇宙人は重力すら変化させ、ふわふわと浮いた状態で一段階ちがう次元に住んでいる。
だからこそ、四次元である「時間」も、彼らには全体を把握することが可能なのです。
ひゅう!
なんてすげえ設定だ!!!
考えてみてください。
あなたは英語を話せますか? あるいはスペイン語や韓国語は?
話せない人もいるでしょう。あるいは、話せる人も。ゼロではありません。勉強さえしようと思えば、そういった本や教室はいくらでもありますよね。
宇宙人の文字も、勉強して会得した者だけが時間を「過ぎ去るもの」ではなく、「存在するもの」として把握できるようになる。
ニュータイプになれるのは一部の人間のみ。
これがSFだぜ!!
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