第2話 高校
『私立華月高校』
私の家は貧乏だから、私立高校になんて行けるはずがない。ましてや、こんなお金持ちが行くような学校になんて行けるはずがないと思っていた。でも、心のどこかでは、ここに通いたいと思う自分もいた。
“特待生は私立校に無料で通える”
そう友達が話していた。
だから、中学の3年間は必死に勉強をした。
その結果、私は念願の華月高校に特待生として入学することができた。
いざ入学してみると、予想以上に周りはお金持ちばかり。
私のような庶民は、いなかった。
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