第54話

もうひとり、いる。わたしを、ひどく、いじめた研修生で、わたしは、ひどく、ひどく、うらんだ、と、思う。 そのひとは、研修後、事業に失敗して、自殺した。らしい。とか。失敗すれば、いいのにな、あいつ。と、思った。  それを、呪いと、よぶ。     少なくても、だまされた彼も、事業に、失敗した彼も、わたしに会う前、そんな、運命ではなかった。呪いが、運命を、かえて、しまったのだ。たたり、とも、言う。    猫や、へび、など、神聖な動物を、殺すと、たたりが、おきる。人間は、十分、神聖な動物だ。呪いを、かけて、しまうがわにも、当事者として、経験が、あるんだから、呪いを、かけられる、立場に、なったとき、その恐ろしさを、誰より、知っている。    謝っても、あのときは、ごめんね、で、済むとは、思えない。呪われないのが、いちばんだ。呪われては、最後だ。そうはいっても、わたしは、呪いと、戦っている。    その、いじめられていた、研修で、いじめっ子は、あと二人くらいいたけど、首が、動かなくなったり、足がはれて、運ばれたり、した。しばらくして、よくなったけど。   それくらい、いじめ、による、うらみ、つまり、生き霊、つまり、呪い、は、きつい。  ハリーぽったー、を、おもいだす。きみが、すごく、すごく、すごく、怒ったとき、なにか、不思議なことが、起きなかったかい?って。セリフ。  確かに・・・・・・。   そうだ。ホグワーツへ、ゆこう(笑)     いや、USじぇいに、行けば、会える! 実は、この現代の、現実世界も、魔法界と、そんな、変わらない、って、ことだ。  この、グラスを、鳥に、変える、なんて、魔法も、今から、自分を、しあわせに、変えるなんて、おもいこみ、も、いわば、おもいこみ、信じる、ちからが、魔法だ。どう見ても、グラスであっても、鳥にかわれ、鳥にかわれ、鳥にかわれ、念ずる力により、かわるのだ!!これは、グラスだ、鳥にかわるわけは、ない。って気持ちが一瞬でも、あるなら、グラスは、鳥に、変わらない。     ほんとうに、この世はその、通りだ。グラスが、鳥になったら、いいのにな。ムリか。鳥に、なんないかな。ムリか。では、だめなのだ。このグラスを、今から、絶対に、鳥に変える。鳥に変えると、きめる。なぜなら、僕には、グラスを鳥に、変える力が、ある。それは、他人には、ないかも、しれない。他人。えっと、マグルには。         もしくは、自分の力とか、じゃなくて、   このグラスは、鳥に、変わるよ。でも、よい。自然と、変わる。ひとりでに、変わる。変わっちゃうよ。変わるのは、時間の問題だ。でも、いい。鳥に変わることを、防げないよ。でも、いい。きみは、いっしょう懸命、グラスが、グラスのままで、いるようにがんばるけど、かいむなしく、強大なちからで、グラスは、変わってしまうよ。鳥に。それは、防げない。きみ以外の、誰にも。そして、きみにも。グラスは、きみ。鳥は、しあわせ。

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