　さて、差し当たってここで論ずるべきはイマニュエルとザムザの関係についてであろう。このまさにネウロマティックな関係性そのものが、神楽弓月にとってもまたネウロマティックに立ち現れるのであり、あらゆる保守論壇の形成に関係するものとみて構わない、すなわちすべての保守は運営のための必需であり、朝鮮特需の如く寄生する高麗人参ないしは朝鮮人参の形成に関与する敷延的存在と見て間違いないのだ。思想はその意味ではありのままの事実の投影であり、それは遡ること1946年に形成された憲法の保守性に関与する、と見て間違いないだろう。およそ物語性というものは、ポストモダン的には大いなる物語、ないしは大きな物語、大文字の他者は存在しないのであり、それら他者との比較的良好な関係を維持するためには、日本人ですら不可解な言語の形成を促すより他はないのである。