短歌部活動日誌 6月15日(金)

短歌部活動日誌 6月15日(金)

歌会 題詠「水」一首



詠み人 高橋紗

『恋をする私は真水になれなくてにじみ出てくるまっ黒い黒』

三浜:

 恋をしたけど、自分の嫌な面がよく見えるようになって辛い、という歌ですね。嫉妬してしまったり、自分を良く見せようとしてしまったりして自己嫌悪に陥ったりしますよね。純粋で無色透明、無味無臭な真水のようでありたかったけど、自分の黒い部分が見えてきて怖い、という思いが伝わってきます。「まっ黒い黒」という言い回しがちょっと面白いです。最近恋の歌多いですね。五点

高橋:

 ふみちゃんが恋をした経験があるように語っているのが気になりました。相手は誰ですか。


詠み人 三浜一二三

『雨に煙る水曜日のグラウンドいつもより早く帰れる気がした』

高橋:

 教室の窓から白く煙っているグラウンドを見下ろしている様子が思い浮かびました。水曜日のグラウンドという言い回しがよくわからないけど面白いですね。たしかに水曜日ってなぜか早く帰れそうな気がしますね。小学生の時、水曜日だけ五時間授業だったからでしょうか。「6」「6」「5」「8」「8」なのでさすがに破調が気になりますね。五点

三浜:

 経験談ではなく、一般論として語ったつもりです。



次回 6月17日(日)。特別活動として、吟行歌会を行います。

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