なぞの変光星
人類がその赤色巨星を発見してから数百年後、その星の発する光が何の前触れもなく突然青く変わった。
このなぞを解明するため、観測船がその星に向かった。
しかし巨星の軌道上で停止して調査を始めようとしたとき、高速で接近してきた異星人の宇宙船と接触して、観測船は宇宙の塵となってしまった。
猛烈な抗議をした地球政府に対し、船に乗っていた異星人は、
「だけど信号無視をしたのは、そっちのほうじゃないか。青信号なのに、あんなところで停まっているなんて」
そう言って青い巨星を指差した。
ちょうどそのとき巨星の色が黄色に変わった。
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