エルフは私のパパ

食べられません@VEKixXsFvlSQ

1章

登場人物紹介①

ハァイ。あたしはショーコ・トルマン。

『エルフは私のパパ』はどこからよんでもフィーリングでだいたいワカルお話よ。

連作ショートショートだから1話目から読む必要はないわ。

各話タイトルのインスピレーションから、読みたい話を読めばいいの。

イージーでしょ。

でもね、知っておいた方がより楽しめる基礎知識てのは何にでも存在するわ。

メタ空間からあたしがそれを紹介するわね。あたしは実際詳しいのよ。


〇ハル

 ハーフエルフの少年(60→61歳)

 町はずれの喫茶店の店主、料理や家事、魔法と薬にも詳しく。見た目は10歳程で体力は子供と変わらない。草花が好き、子供扱いされるのが嫌い、お化けが大嫌い。

 山で瀕死の母親から人間の娘を託され、パパになる。そろそろ思春期。


〇ユウ

 人間の娘(16歳)

 ハルに育てられた人間の娘。小さい時からダンの祖父から剣を、オババからは魔法を習っていたため、剣と魔法に優れる。高身長美形のモデル体型であり、さっぱりした性格のため男女問わずモテるがファザコン。はい残念美人。

 ハルに対して執着に似た愛情があり、ハルを脅かすモノ全てを嫌悪し、ハル以外に対しての関心が軒並み低い。


〇ショーコ・トルマン

 商人の子で娘の友人(16歳)

 運動が苦手で魔法も出来ないが老若男女種族を問わず誰とでも友達になれるために人脈が広く情報通。イケメンとお金が大好きと自分の欲望に忠実、人をからかうのが趣味という悪癖がある。メタ担当メガネっ子。


〇メドクゥリサ・トーゴ

 ハルの幼馴染で兄貴分、通称トーゴ(36歳) 

 地方警備兵分隊長で息子が居る。剣の腕はたつが屈託のない性格でよくハルの喫茶店にサボりに来る、元王国騎士であちこちに顔がきく。ナイスミドルで女難の相。


〇ダン・トーゴ

 ユウの幼馴染でトーゴの息子(16歳)

 騎士志望で体格がよく、イケメンなのでよくモテるが 本人はユウ以外の女性は苦手としている。幼少期に母親と死別しており、祖父母に育てられ、現在は騎士科寄宿舎にいるため父親であるトーゴとは疎遠である。

 父親と違って非常にマジメなイケメンゴリラ。


〇オババ

 ハルの叔母にあたり、トーゴの祖母

 ハルにユウを育てるように言いつけた人物。豪放磊落で細かいことを気にしない性格で兄の忘れ形見であるハルの面倒を見ていた。『南の魔女』といわれた有名な薬師・魔術師だが店は弟子に任せて隣の廃業した宿屋を買い取り喫茶店を開いた。

 既に故人、故人だからって出番がないわけではない。


〇クスシ

 オババの弟子の女薬師(33歳)

 店を受継いだ三十路、婚期を逃し結婚願望が強いが相手が見つからず焦っている。

薬師としてはハルの方が先輩なのでアドバイスを求めることもしばしば。食事を食べにほぼ毎日喫茶店に顔をだす。面食いでイケメンが好きだがトーゴに対してはキツイ態度が多い。三十路のツンデレは度し難い。


〇ルドネコ・トルマン

 ショーコの父の商人、通称トルマン

 一代で財をなし王都や他の地方にも手広く商売をしている大商人。子供のことになると感情的になる親バカである。異種族であるハルを嫌悪していたが、とある一件から考えを改める。あちこちを飛び回ってたり、不可思議なダンジョンに潜ってたりするため家にはほとんどいない。出番もあまり無い。

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