(涙目)う、う、うるさ〜いッ!
クス、
耳にね、
耳に息が吹きかかって、
だめじゃない。
近いのよ、
近すぎ。
そんなこと、耳元で、
小さな声で言わなくちゃ
いけないことじゃないじゃない?
イヤッ、ね?いや
こら!
息を耳に吹きかけるなって、
朝まだ来てないじゃない?
だからいいじゃない、じゃないじゃない?
ところで、朝まだき、って
「朝、まだ、来」ていない、
の、略から生まれた言葉なのかなぁ。
ところで、あなた、私にやみつき
弱くは、うん?
こ、こら、やめなさいってば!
弱くは、ないのよそんなところ。
もーお、いいかげんにしなさいッ……
せっかくこれから、
やみつきって言葉の意味考えようと思ってたのに、
邪魔しちゃだめじゃない?
てか、もうどうでもいい。
どうなっても知らないよ?
あなたが先に、ちょっかいかけてきたんだからね
?
うん?
ちょっかい?
ちょっかいって、何の略?
略じゃない?語源何?
離れなさいよ、お預けよ。
ちょっと待って。そんなのあとあと。
私に今現在、最も必要且つ重要なのは、
一冊の辞書なのだ!
我輩の頭には、辞書しか無いのだ。
だからもうやめるのだ。
そんなことには付き合えないのだ。
え、?
何のつもりか知らないけれど、
やってる事はバカボンのパパみたいだよ
って?
そう?
なら、
それならそれで、
『それでいいのだ』で、いーい?
「これでいいのだ」じゃないのって?
バカね、ここは、これでいいのよ。
あ、でもあなたよく、
バカボンのパパなんて知ってたよね。
本当はいくつなの?
いつわ(五輪)ってないわよね、
オリンピックさなかだからって。
(……………あのー、)
(ちょっと、冷えますね?)
う〜〜、うるさいッ!
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