第5話 うんちく
「ママー!パイパイ ! パイパイ!」
「はい、はい、アレンはオッパイ飲みたいのね」
エリスは上着をめくって、形のいい小振りの
俺は、いつもの様に形の良い小振りのオッパイを観察する。
いつ見ても、素敵なオッパイだ。俺はどっちかというと巨乳好きだが、エリスのオッパイを見てからは、形が良ければ小振りも良いなと思うの様になっていた。
1部のマニアが存在するのも解る気がする。断っておくが、決してロリコンでもないし、マザコンでもない。エリスのオッパイを見ても全く興奮しないのだ。
ただ、形の良いオッパイだなと、鑑賞しているだけなのだ。
そして、いつもの様に鑑賞していると
『母様をいやらしい目で見るでない!!』
と、頭の中からアリスの罵声が響いてくる。
いつも行動を見られているのは、気分が良いものではない。
今はまだ良いが、大人になってナニが出来る様になったとしたら…
普通、一人で隠れてする。気持ちの良いナニが、恥ずかしくてできないのではないのか…
いや待てよ。それはそれで、そうゆうプレイは有りなのではと妄想しつつ…いつもの様に、この世界の情報を入手するため、エリスに質問をしていく。
「ママのオッパイ綺麗!」
情報収集するつもりが、思わず心で思ってた言葉が出てしまった…
「あらあら、綺麗だなんて難しい言葉いつ覚えたの?」
「そんな言葉使った事無いと思うんだけど…」
俺は、エリスとの会話で言葉を覚える以外にも、アリスが書庫で覚えた言葉を教えて貰っているのだ!
「教えてもらったよ~」
俺は動揺して言い訳をする。
「教えるなんて言葉も教えたかしら?」
「教えてもらったもん」
また、言い訳をしてしまった。
「·····························」
エリスは
まずい…疑(うたが)われている。
俺が本当は31才のオッサンだと言う事がバレてしまったのか?
『ハー…お主は本当にいやらしいのー』
アリスの軽蔑した様な声が聞こえてきた…
「アレンは天才なのね!生後6ヶ月で会話できるなんて!」
…エリスが親バカで助かった様だった。
このような日常を過ごしながら色々な事が解ってきた。
この家は3人(4人)家族である事。家族構成は、母エレンはエルフ族、旦那のアレックスは人族、なので俺アレン(アリス)はハーフエルフになる。
住んでる場所は、西の大陸の極東にある小国ガリム王国のモコ村。人口200人位で特産品はジャガイモ。アレンの家は、村のはずれにある。
アレックスとエリスは冒険者で同じパーティーだったのだが、エリスが妊娠してパーティは解散、エリスは子育てに専念、アレックスは稼ぐ為にソロでの仕事や、他のパーティの助っ人などをやっている。現在は大規模レイドに参加中で家を開けているそうだ。
そして、エリスは冒険者をやっていた時、回復系職業の巫女だったのを活かし、村の診療所を経営している。出産も得意の精霊魔法を使い、精霊に助産婦の代わりをさせ、一人で済ませる程だ。現在は子育ての為、休業中である。
《うんちく》
エリスが得意な精霊魔法とは、契約した精霊を使い魔にする魔法で、魔方陣などで契約した精霊を呼び出して、そのまま使い魔として使ったり、または、精霊を身体に宿し精霊が使う事ができる魔法を行使する事ができる。
そして、精霊魔法最大の利点は、召喚した精霊が戦闘中に死亡したとしても精霊は死なないのだ。
精霊はあくまで術者の魔力(MP)で活動しているとみなされ、死亡しても元居た場所に戻るだけですむのだ。
そのかわり、術者が精霊のMPを全て肩代わりしなければならない。
精霊魔法は召喚魔法の中の1つで、特にエルフが得意だといわれている。
他の召喚魔法も仕組みはだいたい同じで、悪魔、天使、死者なども呼び出したりできる。
普通、火なら火など得意な属性の魔法以外は、上手く使えないものだか、精霊魔法なら不得意の属性の魔法でも、その属性の精霊と契約をかわせば、使えるようになるという訳だ。
しかし、部相応の精霊と契約をかわしてしまうと、ごそっと魔素が抜かれてしまいスグにMP切れになってしまう。
人族には、大気の魔素を取り込む器官がないが、エルフ族には、ある程度、大気の魔素を取り込む器官がありMP切れになりにくいので、召喚系の魔法が得意なのだ。
普通のエルフは、精霊魔法。
ダークエルフは、死霊や、悪魔を召喚する魔法が得意だといわれている。
wikiアリス参照
アリス
『お主の身体の魔素総量はこの世界でも規格外なのじゃ!尚且つ、ハーフエルフの為、大気中の魔素も取り込めるので精霊魔法はお勧めなのじゃ!』との事だ。
確かに、これだけ訪問販売の押し売りの様な説明を受けると、
精霊魔法って良いのかな…
と、どんどん洗脳されていく。
俺は魔法剣士になりたかったのに…
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